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2023秋の陶器市-ありがとうございました

短いけれどギュッと詰まった4日間を無事に終えることができました。

回を重ねるごとに朝の出足が早くなるようで、駐車場にたどり着くまでが大変な状況の中、沢山のお客さま(実行委員会発表で17万8千人)にお越しいただきました。

益子まで来たけれど「これはダメだ」と引き返し、日を改めたという方もみえました。

実行委員会もこの点を何とかしなければと改善策を模索しているようです。私も何か対策できないだろうか…と考えたりします。何か思いついたら会議に参加している「城内広場」の代表に伝えたいと思います。

 

陶器市会場にたどり着くまで様々な難点をクリアして、来てくれたことに感謝します。

来春は4月27日~5月6日の10日間。スケジュール調整して、またお出かけくださいね。

お会いできる楽しみを糧に作陶を続けます。

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今回は体力・気力の限界もあり、PCに触れることもままならず。

遅ればせながら、以下に振り返りを記載していきます。

 

☆1日-陶器市前々日

10時頃からテント張り。

昨夜遅くに還元焼成の火を止めて、やれやれ何とか間に合ったかなとホッと一息。

29日に酸化焼成の窯出しをした際に、動くようにしてもらった窯の台車が再び動かず。窯屋さんに連絡。「今日は動けない」ということで明日。自分は土日も普通に仕事しているから気付かなかったけれど、日曜日でした。休日に連絡して申し訳ない。遠いのに30日9時頃には来てくれて、別の原因が判り午前中には片手でも引けるくらい軽く動くようになった。再び動かなくなったら、部品交換になるらしい。
原因はグリースを差し続けたこと。窯が来たときに既に全体重をかけて押し引きしないと動かない状態ではあった。ある人がグリースを差せばいいと教えてくれた。初めて差した時、今回直してもらって軽くなった以上に「軽い!!」感激して、それから十数年差し続けた。一般的なグリースにはカオリンが入っているそうで、それが段々と固まってくるのだそう。耐熱用の特別なグリースならいいけれど、高価だそう。今回、洗浄と他の原因を解消して動くようにしてもらった。部品の名称は忘れたが、軸とその周りを回る部品が高熱で溶けたグリースで接着してしまい動けない状態になっている。次回は、これを4輪分交換になる。私の腹膜と腸が癒着しているから腹筋が動かない。というのと同じだなと思った。数か月前の健康診査で初めて知った。約20年前に「今は瘦せているからいいけど、太るとお腹が凄いことになる」と医者に言われた。なにがどう凄いことになるのか、どうすれば防げるのか質問しなかった私の落ち度。今、筋トレをしているけれど、20年前からしていれば防げたと思う。腹筋が動かないから付いてしまった脂肪は落ちないのかもしれない。

窯の台車(車輪)も同じ。もし、普通のグリースを差している同業者の方がいたら、早めに洗浄してもらうことをお勧めする。

 ※お客さまには関係のないことですが、何人かでも見てくれている同業者に伝えたかったので。

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14時半頃、棚等のセッティングを終え、側面をシートで囲いもせず丸見え状態で帰宅。

後は、窯場で窯出ししたものを確認しながら、定価・青札・赤札ごとに分けて底すり。

 

☆2日-陶器市前日

展示スペースから展示品を運び、今回のと比較しながら窯場で値札付け。値札付けできた分だけコンテナ5個、玄関の展示スペースで使っていたテーブルや棚用板を拭き掃除してテントへ。器を棚に並べ終わり、側面のシートを吊るして帰宅しようとする頃に隣の小泉さんが荷を運んで来て、降ろして帰るだけだったのに、私のシート張りを手伝ってくれて、ありがたい&もうしわけない。22時近く。帰宅後、再び窯場で値札付け。

 

☆3日-陶器市初日

4時頃に値札付けの目途がつき、お茶道具や新聞紙等…忘れ物はないか…頭が回らず。コンテナ何個だったか積んでテントへ。5時半頃、城内坂入口から渋滞で動かず。20分位かかって城内広場の数メートル手前まで来たけど、待ちきれず対抗車線を走って広場に。7時前位に器を並べ終わり、再び帰宅して「しおり」をプリント。秋用の記事に変更している時間なく、春の記事を削除したのみ。

還元焼成の窯からお客さまに依頼されていたフチの補修をしたご飯茶碗と湯呑だけ抜き取りテントへ。

9時10分前位に着けたのか。どのテントも接客で大忙し。側面のシートをキチンと巻き上げる余裕も腕力もなく、ザッと上げる。待っていたお客さんが手伝ってくれようとしたが手が汚れるので「大丈夫です」と断ってしまった。よくない対応だったかもしれない。読んでくれているお客さんなので、この場を借りて「すみませんでした。気持ちはうれしかったです。」

開けると同時にお客さまがみえるので、おつりもしおりも出せていない状況はあわただしく、毎回来てくれるご夫婦もこの様子に驚いたことだろうと思う。ただ、今回は値札だけは付いているのでペースに乗れた後はスムーズだった。花を準備する余裕がなかったから、活けることもなく。当然のごとく「花留め」はあまり関心を持たれず、知っている人が再購入するくらい。

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初日、一番印象に残ったこと。

盛岡からみえた母娘。お友だちかと思っていたら、お母さんと娘さんだそう。「昔は田んぼの畦道の中を通ったりした。器もすっかり変わってしまい少し寂しいような気がするけど、楽しみに来ている。」と話すお母さん。相当年季の入った益子焼ファン。きっかけを尋ねたら「盛岡のイベントに参加した益子焼」だそう。出張販売は売るだけでなく、益子へ行ってみよう!と思ってもらえるきっかけ作りになっていると実感した。そして「長く使っていてフチ欠けしていませんか?」「欠けてないよ」の言葉にびっくり。最初に陶器の使用上の注意をキチンと教わったのか、穏やかな丁寧な暮らしぶりなのか……初日のいい出会いでした。

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帰宅後、還元焼成の窯出し。合間を見て底すり&値札付けをするため、全てコンテナに詰めてテントへ。明日いっぱいかかり、殆ど持ち帰ることになっても値札付けまで終わっていれば次回が楽だし、秋だから還元焼成が好きなお客さんがみえるかもしれないし。

 

☆4日-陶器市2日目

「秋の陶器市2000人目のお客さま」が恐らく誕生するであろう日。

南育想窯のテントで購入してくれたお客さま500人(組)毎に記念のプレゼントをしている。その2000人目が午後誕生。ご夫婦でみえて、奥さまが和紙柄の器の購入を迷っている。「購入するといいことがあるかも」と声掛け。「商売上手」と奥さま。少し迷って購入することに。

春は1000組毎、秋は500組毎にテント内のカップどれでもいいからペアで選んでもらってプレゼントしていると説明。「えーどれでもいいの。どうしよう。」このびっくりしてドキドキしている様子を見ているのが好き。できれば陶器市開始時にアピールして「当たるかも」とドキドキしながら選ぶ感じを来店者に味わってもらいたかった。時間が足りず、できなくて残念。

窯の修理が優先だろうと、ネットにつながらなくなったPCの買い替えに躊躇していた。しかし限界で午後買いに行こうと考えていたところに、友人から「緊急避難的に使えるかもしれないからPCを送ろうか」と連絡があり、今それを使っている。助かった。しかし、日が暮れる……のんびりこんと仕事をしてくれる。

話を元に。和紙柄アレンジのマグカップを選び、記念撮影&ここへの掲載に同意してくれた。

優しそうな旦那さまは、そのまんま。奥さまは表情が硬いけど、緊張してしまったそう。

あの時の感じがそのまま写っている。カメラマンが素人すぎましたね。プロのカメラマンは表情を和らげるような会話をして見事。道の駅ましこのオープンに合わせて写真撮りにいらしたプロに感じた。

 

秋の陶器市2000人目のお客さま
秋の陶器市2000人目のお客さま

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夕方近く、スーツの上着を腕にかけて訪れた男性。

 緑の和紙柄アレンジのマグカップを選んで「あなたのところは色がいい」と褒めてくれた。赤札だったので説明しようとしたら「割ってしまったから来た」と判っているからというように説明を遮られた。「島岡や河井寛次郎、〇〇、〇〇……持っているけど、どうなってしまうんだろうな。子どもは全く興味ないし……」と話していて、亡くなってしまった隣人だった方も似たようなことを話していたのを思い出した。茶碗の趣味もあり、フチ欠けのことを「どうしてもほつれてきてしまうんだよな」と優しい言葉遣いをする方だった。「ほつれる」という表現をされるたび「焼き物を愛しているんだな」と思った。優しい心持ちになることを思い出させてもらった。

 

☆5日-陶器市3日目

毎回来てくれる女性が今回はお友だちと。「仕事が忙しくて来れない感じだったけど、無理やり来ちゃった。顔を見に行かないと…と思って。」 想陶記の更新がなく、どうなっているの?と心配してくれたかなと思えた。

還元焼成の器をお友だちと共に選んでくれて、昨日せっせと値札付けをした甲斐があった。

【頭のよくなる花】という表示が面白いとホームセンターで購入した「カランコエの改良種」を失敗した植木鉢に植えて展示していたが、3鉢のうち2鉢が行先が見つからないまま。受け皿に値札を貼っていたので皿の値段だと思われていたよう。1鉢目を購入した方も受け皿の価格だと思ったそうなので、判るようにメモを添えようと思っていた。2人で購入してくれたので不要になったが、今後気を付けたいこと。

 

☆6日-陶器市最終日

ブロンドの女性と入口の花留めを見ていた方。「ナイスアイディア」という単語は聞き取れたけれど、何もわからない。英語得意なんだなぁ、一緒に来てもらえると助かる。
ブロンド女性は煎茶碗とプレート形花留め、結びの花留めの3点セット(この組み合わせ購入が多い)。同伴の女性はプレート皿の最後の一枚と足付豆鉢、ぐい飲みとプレート形花留め。それぞれ選んで「陶芸を教えてないですか?」「よその陶芸教室の先生に頼まれて、そこの生徒さんに教えたことはあるけれど、毎週通っているタイプの教室」と話すと「そう、そういうの」体験陶芸の作品の受け取りに来たそうで、ブロンド女性(アメリカ人)が教室に通いたいと思っていて受け入れ先を探しているとのこと。会話が問題のようなので自分が付き添う。会話に問題のない陶芸家に当たったけど良い返事はもらえていないと。今、英語ができて陶芸教室もやっているご夫婦を思い出した。名刺をいただいているから教えてあげようか。テントの中を見て「アメリカで売れる。売りましょう。世界へ。お手伝いしますよ。」と体も大きいけど話すことも大きいと感心した。今まで接したことのある人とは異なる面白い出会いだと思った。

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午後、還元焼成の器ばかりを選んだ女性。「茶色いのが好き」と還元焼成の器のことをそう呼ぶ常連さんのお友だちかなと思った。お姉さんも益子焼のファンにし、お友だちも随分益子に送ったと話していたから、聞いてみればよかったと後悔。年頃が似ているし、前にも購入していると話していたから。今回の中では焼き上がりが一番いいと思っていた皿6枚の中の最後の1枚を選んだ。5枚は昨日いつも来てくれる女性とお友だちが。窯の中の入っていた場所と釉薬の量が良かったのだと思う。前回2020年秋に窯に入らず、今回まで釉薬がかかったまま窯場で待っていたのを釉薬を落としてから掛け直して焼いたもの。好きな人は限られているが、この感じで焼きたい。再現できるか。還元焼成は時々で、しかも釉掛けが安定しないスプレーガンだからなぁ。

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15時頃から片づけ始め、テントを移動してたたむ離れ業(?)で17時40分に私のをたたんで広場の全てのテントが終わり。それから残っている棚や台の片づけ。3往復で終わるはずが、積み方のミスで4回目も。途中、スーパーに寄る。最後の荷下ろしが終わったのが21時13分。途端にポツポツと来て、以前もそうだったなあと思い出し、焼き物の神様に守られているのかも…と都合のよい解釈をして終了。

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11月7日  21時  やっとここまできた。見直す元気なく、このままアップ。後日訂正があるかも。

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2023春の陶器市-ありがとうございました

 

おかげさまで、9日間の陶器市も無事に終えることができました。

強風の日もありましたが、以前の教訓が生きていて「城内広場」は何事もなく過ごせました。

 

数年前の強風(竜巻が通過したらしい)の時は、真岡への道を倒木が塞いだり、民家の屋根が飛ばされたり、陶器市のテントが倒れたり……広場の西山さんの以前使っていたテントも倒れた。私のテントもバックヤードの屋根の波板が1枚、道の向こう側まで飛ばされ、人や車に当たらなかったのが不幸中の幸いでした。広場の後藤さんが回収して来てくれて……私は本当に広場のみんなに助けてもらってやれている。感謝しかないです。お客さんも帰路が大変だったと話していました。

 

多くのお客さまに支えられて、陶器市への出店を続けられています。

「普通」って難しい言葉だと思うので、うまく表現できるかわかりませんが……あまり普通じゃないらしい私は誤解をまねくことを言ってしまうこともあります。「ひとは自分と同じ感覚とは限らないことを心して話をしなさい」と気を付けてはいるのですが。失礼がありましたら、お詫びいたします。

以前、SecondWorkでお世話になった職場で、スラリとした女性に「かもしかのような足」と言ったことがありました。私は誉め言葉以外の何物にもあらずというつもりでしたが、親しくなってから「傷ついた」と打ち明けられました。職場を去る際にはプレゼントまでいただいたので誤解は解けたのだと思いますが、太れずに痩せていることを気にしている人には「傷つく言葉」になると忘れられない出来事でした。

また「私は面白くもない普通の人だから、面白いものが作れない」と同業者との会話の中で言うことがあります。本当に「普通」って何だろう? と思います。

 

今回は、いろいろなことを書きました。どんな人物・品物か想像できるようにとの思いです。

「こういう人好きじゃない」という方は来店しないでしょうし、「会ってみたい」という方は訪ねてくださるでしょうから。その方がお互いのためのような気がします。

 

南育想窯の器や作り手に「また会いたい」という方は、同じ場所で春・秋とも出店しておりますので、お訪ねください。「違うかなぁ」という方は、きっと自分に合うお店がいくつか見つかると思いますので、探し求める旅を楽しみにお出かけください。初めて見えた方は数年かかると思いますが、ゆっくり旅を楽しんでください。次は秋の陶器市で、春のみの方は春の陶器市でお待ちしております。それまで、お元気でいてください。ありがとうございました。

 

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2023春の陶器市-最終日

雨の日曜日

 

冷たい雨が終日降り続けた。こんな日に来てくれる人はごくわずかだろうと思っていたが、川崎から来ましたというご夫婦。「雨で人出も少ないだろうから行ってみようかと思い立って来てみたら、2時間で着きました」和紙柄の白い深小皿とビックリの豆皿を選んで。昨日の夕方、テント入り口の棚や台を撤去して、お客さんが傘を持ったまま入りやすいスペースを作り、並んでいた器を奥の棚に移動。半分のスペースに置いたのでゴチャゴチャして見にくい。ビックリの豆皿は赤札だけ残して、青札は引っ込めたので、会計時に出してお見せしたが「これでいいです」と赤札の方を選ばれた。

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男性の2人組。ビックリ・シリーズの黒のフリーカップと湯飲みを選び、フリーカップは焼酎のお湯割り、湯飲みはお酒用だそう。湯飲みは小さいのを選ばれたので「ひとり飲み」に丁度いいかもしれない。ひと回りして戻って来たそうなので、購入を後悔することもないでしょう。こうしてもらえると私も安心。

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ビックリ・シリーズの黒の角平皿を選んでいた母娘。赤札と青札があったため「何で値段違うの?」と話している。聞かれたわけではないけれど「できがちがうので」と話し「よそも見て来た方がいいです」とも。見て戻って来たのだそうで、更に悩んでもらい……青札の2枚に決定。お嬢さんがレースのお皿が欲しくてたまらない様子。お母さんが「そのお皿でケーキを食べたいんでしょ。買ったら。これは買ってあげるけど、それは自分で買いなさいよ。」弟さんと2人で暮らしているようで、お姉さんとしては自分のだけというのも……悩んで「お母さん、1枚分貸して」2枚購入することにして「あとで返すから」結局、お母さんが全部会計した。母娘のほのぼのするやりとりで、私もなごませてもらった。

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「土祭」のマスクをつけた男性がビックリ・シリーズの黒のぐい吞みをまじまじと見ている。益子の人かと思ったら真岡市民ですと。花留めやぐい吞みの内側の技法や窯名の読み方を聞かれ、暇なので由来まで話したりして少し長めの会話。どれほど益子が好きなのか、月に数回は来ているとのこと。町民(私も)ですらあまりわかってない「土祭」のことまで詳しい。こういうファンもいるんだなぁと益子の底知れない魅力を感じた。

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終日の雨予報でテントはたためない。明日も雨予報。どうしようかと数日前から後藤さん等と話していた。予報は変わるから直前まで様子をみましょうと。気象情報会社により若干の違いはあるけれど午後は上がるようなのでテントをたたむのは明日に。雨の中たたんだテントもあり。15時過ぎから片づけが始まり16時半頃には殆どのテントで片付け終了。私は明日ゆっくりやることにして、そのまま。大家さんのところに家賃を持って行けてなかったが、やっと行けた。  5月8日 8:40 掲載

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2023春の陶器市-8日目

土曜日 曇り 時々 晴れ 最高気温28℃ 30℃ 気象会社により異なる

 

8時半頃駐車場発。ゆっくり歩いて。今日の静かさを予想させるように、城内坂入り口周辺の駐車場は全く困らない状態。どこでも止められる感じ。

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開店後まもなく、昨日みえた方が……泊りがけだったのか……真岡のホテルを予約してあったそう。

病気も寛解のようで「気の持ちようでしょうか」と問うと「いや、トレーニングもしているし…仕事も同じ。当たり前のことを普通にキチンとやっていれば生き残れる。その普通ができない人が……」経営している会社も順調のようで、沢山選んでくれるのかと思いきや「売るものが無くなると悪いから」と言い、今回は見るだけ。ピンとくるものが無かったみたい。次回みえた時に「これは」というものが作れているといい。

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「ここに来ると、スプーンがほしくなる」と言って真っ直ぐスプーンのコーナーへ行った女性。「よくできた」と思っている2本を選んでくれて、大きいスプーンを手に取ったので「これは口に入らない。どうするの? っていう感じ」と話したら、持っているようで「お友だちが来た時に……」「笑い話にしてください」 更に「いまいち」というのも手に取り、握りしめたまま他の鉢など見ていた。何度もお会いしている気がする。他にお客さんがいるわけでもないから、もう少し話ができたはずなのに、私は何か別のことを考えていたか、何かしていたか……「じゃ、これください」の一言で気づくと、「いまいち」のスプーンは元に戻したようで「よくできた」のに絞ったよう。

難しいなぁと思うのは、お客さんとの距離。ずっとついていられると窮屈かもしれないし、もっと説明して欲しいのかもしれないし……接客のセンスなんだろうね。作る人だから、なかなか。

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センターテーブルに「結びの花留め」でビオラを飾っている「フチ折れ鉢」が欲しいというご夫婦。お嬢さんとお孫さん2人も一緒。以前にも会っているような気がする。現品限りで底切れ。次回に作っておきますからということで。「2つ持っているけど、意外によかったから……」と話していた。

しばらくたって、初日か2日目くらいに2つ購入したご夫婦がいたけど「これで最後、もうないです」と話したから、あのご夫婦ではないよなぁ。1つ持ってると話していたし、あのご夫婦は何度もお会いしていると思うし……頭の中がごちゃごちゃ……とにかく顔を覚えられない。これは歳のせいというより若い頃からの弱点。何かいい方法があるのだろうか。

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ビックリ・シリーズの「足付き貼り合せ鉢」を選んだ奥さま「ここのはデザインがいいですよね」と嬉しい一言。旦那さまとビックリ・シリーズの黒の棚を指して「数年前に購入の大きめの鉢と豆皿使ってます」「フチは大丈夫ですか? これはフチが心配で」化粧泥の処理がキチンとできてないと泥部分がフチ欠けしやすくなることがわかっている。最初はどこまで徹底すればいいのか分からなかった。今でも結果的に甘かったか……ということがある。「フチは大丈夫、いいですよ」と言ってくれて安堵。

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初日にみえた「湯飲み」の男性。「笠間に行ったら昨日までだったのですね」で、またみえたということ。「初日と雰囲気が全然違いますね。初日はお客さんの目の色が違う。選んだものを手放さず、しっかり持って……」「ほんとに」前半と後半では目的意識が違うような気がする。店番する私たちも後半は少し休ませてもらっている。

年齢は同じでも陶芸では大先輩が、今日は暇なのか缶コーヒーを買いに出たついでに寄ってくれた。テントの中に避難できる販売方法ではないので、雨予報の明日は出店せず今日でおしまいにするそう。「ブロッコリーの苗いる?  明日持ってきてあげるよ。レタスは?」しばらく雑談して行った。  5月7日 7:05 掲載

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2023春の陶器市-7日目

晴れ 少し雲がみえる こどもの日で祝日 最高気温27℃

 

城内坂入り口周辺の駐車場は祝日なのに空車あり。通りの人出も多くなく歩きやすい。少し落ち着いてきたのかもしれない。9時少し前にテントを開けて間もなくみえたご婦人は「あまりに早く着きすぎて駐車場で仮眠してました」混雑を避けて早く出発した方は眠いだろうからそれもいい方法だと思った。

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予感通り、落ち着いた祝日。人のいないテントに一組のご夫婦。今回はビックリとレースと魚の3種類出ているお皿の形と似て非なる一枚に惹かれたようで「これは一枚だけ?」「1枚しか作っていないのでこれだけ。3種類の鮭皿(以前から作っている長方皿でなく別の形の焼き鮭をのせるお皿を…と考えてできたので自分のメモ等で便宜上、鮭皿と呼んでいる)を作るときに一枚長さが足りないのがあり、変形させてこれができたので」 今出したばかりという器等、妙に器に出会いのあるご夫婦。

コスモス祭りで器を見て「こんな益子焼もあるんだ…イメージが違う」と思い、秋の陶器市に初めて来てみた。それが出会い。翌年の春の陶器市で『3000人目のお客さま』に該当し「どれでも好きなカップをペアでどうぞ」というプレゼントをGet! 何年たったか……沢山の器が益子から鹿沼に引っ越した。ご多分に漏れず食器棚が益子焼で満杯。「今年は行かないことにする? と話していたのに、やっぱり来てしまいました。」

来春は『5000人目のお客さま』が誕生する予定なので、再びこのご夫婦になったら奇跡どころじゃないなぁと思ったりした。思い出話をしている時に「箸置き1つでペアカップをGetしたカップルもいました」と話したけど、記憶違いで「花留め1つ」でした。

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何年も益子に通っている方は、ほとんど同じで「今年はどうしよう…」なのだろうなと思う。今まで出会ってきた方を思い出しては、断捨離ばやりの時代だし、もう見えないかもと少し寂しくなったり。

肌の調子が悪く、顔に湿疹が出てる。前半は落ち着いていて軽くメイクもできたけど、この3日間は瞼が腫れたりしてノーメイク。知り合いに会いたくない感じなので、初めてのお客さんが多いのかなぁと思ったりしている。  5月6日 6:50 掲載

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2023春の陶器市-6日目

晴れ 夏のような暑さ  みどりの日で祝日

 

朝から快晴で暑くなりそうな予感。

午後、やっと持って来たジョウロで水撒きするも、あっという間に乾いてしまう陽射しの強さ。

土ぼこりが例年より激しいような気がするので「何で?」と考え、今年は水撒きしてないから? と思った。風の強い日があったこと、拭き掃除ができていないことも原因。

昨日みえた方が白手袋を出して器を選びだすのを見て、久しぶりに見る光景だと思った。私が益子に来たばかりの頃は、埃だらけの器に触るので手袋をしているご婦人が多かった。いつ頃から消えたのだろう。陶器市も様変わりしている。

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和紙柄アレンジのマグカップを選んでくれた女性「軽くて持ちやすいので気に入りました。即決です」

リューマチを患っているから軽くて持ちやすいのが絶対条件という。一番大きいサイズ(ビアマグ)なので、ある程度の重さはある。デザインと持ちやすさを重視して高齢者等手に若干のハンデがあっても持てるように作っているつもりなので嬉しい一言。

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今日は花瓶が選ばれる日。細めのストレートカップを選んで「花を飾ろうと思って」と言う。「軽すぎるので小さい軽い花でないと」と話す。「食器なので撥水処理をしていない。少しカップとして使い込んで、自然に目止めができてから使った方がいいです。」「同じシリーズの花瓶はこれです」と棚からとって渡そうとしたら値札が付いていない。手に取っては棚に戻す方が多い……魅力ないか……と思っていたら、そういうこと。「サイズは似たようなものなのに、花瓶の方はこんなに重い」と話す。カップを止して花瓶に決定。一緒のお嬢さんは今までに購入したレースのカップや茶香炉の写真を見せてくれた。いまのところ、どれも無事に使えているようで安心。

ちなみに、カップの内側に化粧泥を施しているものは購入後すぐに花瓶として使用可です。

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上記のご婦人が選んだ白い小さな花瓶の大きいサイズの方を若い男性が2本のどちらにするか一緒に来ていた友人らしき人とあれこれ言いあっているのが楽しそうだった。選んだのは「やっぱりこっちね」作り手にとっては厳しい方を選ぶんだよね。

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レースの花器を選んだご夫婦。会計時に奥さま「もう少し廉くならない?」「既になっているので…」お店で販売したことのないもので、完全に直販価格の激安になっているんだけど……ちょっと悲しい。  5月5日 6:50 掲載

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2023春の陶器市-5日目

晴れの祝日 憲法記念日

 

駐車場8時発でゆっくり歩いて。城内坂入り口付近の駐車場は満車もあったけど、まだ余裕。道路沿いの民家の駐車場にバックで入ろうとする車が対向車の途切れを待っているため後続車から渋滞していた。バックで入らなくてもいいんじゃない? 誘導している人はそのお客さんのことだけ考えて、後続車のことは頭に無かったんだね。反対側の駐車場の誘導人が別の駐車場を指して「空いているからそっちに行け」と言ってるんだけど聞いてない? 後続車が連なりだしている。

テントに着いて間もなく、群馬からのご夫婦が「何時頃?」「9時頃に」観光協会からの文書に開店時間を守るようにとあった。恐らく人気作家のファンなんでしょう、お目当てのものが開店時間に行ったら既に売り切れていたとクレームがあったそうで。私には縁のない話だけれど、来年から春は8時開店にしようか……考え中。

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その群馬のご夫婦も古いけれど、大分前に大きめの植木鉢を気に入ってくれたことがあり、昨年「植木鉢は? 多肉植物を始めたから来年、忘れなかったら持って来て」と話されていた。多肉植物ということは小さい植木鉢だろうなと思い7、8種類並べてあった。気が変わることもあるだろうし、ピンと来ないデザインだったのかもしれないから、特に話題にはしなかった。

以前、別の方にリクエストされたものを作って並べて置いて、その方がみえた時に確かにそれを見たけどスルー……イメージと違ったか? もう欲しくなくなったか? まぁいろいろあるさ……後日、別の方に気に入ってもらえた。

多肉植物でも大きいのあるなぁと、午後に植木鉢が欲しいという方がみえて話をしている時に思った。小さいのだけでなく持って来て置けばよかったんだ。初日は一杯で置く場所が無かったけど、詰めて置けばいいわけだし。

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郡山からというご婦人。旦那さんとお嬢さんと3人で来て、駐車場解散・集合だそう。趣味が異なる場合はベストな選択かも。笠間が好きな夫と全く趣味の異なる妻というご夫婦も駐車場解散・集合だった。ご両親が高齢になってきているけど元気にしているだろうか。

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茶香炉を見ていた女性。お友だちと来ているようで、あれこれ話しながら見ている。火を点けて香りを放っている使用中のものを見て「これが欲しい」「昨日、棚にぶつかった人がいてロウがこぼれて受皿についてしまって汚れているからお譲りできない。普通に焚いていたものならキレイなのでお譲りできるんだけど……」「拭けばいいじゃない」「固まったロウを削り落としたけど落としきれずキレイにならない」諦めてくれたけど、テントを出る時にお友だちに「譲れないんだって」と不満そうに話していたから、現物を見てもらえばよかった。火が付いているからね…少し面倒と思ってしまった。

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※ 以下5月5日 5:30記載 ※

昨日みえたご婦人。ドツト・シリーズのカップ&ソーサーを見て「那須のお店で購入した私が持っているのに似ている」色々話して写真を撮り「家に帰って確認してみて、ここのだったら直せますか?」

貫入かヒビか分からないけど、漏れはしないが縦に線が入っているというもの。

今日「母から預かってきました」と娘さんがみえた。まちがいなく私が作ったもの。貫入ではないヒビが入っている。貫入ならキレイに消える。焼き直せばヒビに釉薬が入り、消えはしないけど今より安定するかもしれない。お預かりして秋にお返しすることに。

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2023春の陶器市-4日目

晴れ 平日の火曜日 強風で倒れたテントがあったとか(伝聞)

 

踏切の所で少しタイムロス。駐車場を出たのが8時49分で、また遅刻? まずいな……もともと広がっている鼻の穴を更に膨らませ、息ハーハーでテント着が9時丁度。大急ぎでテントを開ける…小泉さんの奥さん、清水さん、田中さん、大勢の助っ人であっと言う間。みんな早く来ているのに、毎日遅く来る人に何て優しい人たちなんだろう。「岩渕さん、酔っぱらって寝過ごしちゃうんでしょう?」と田中さん。「そうイチコロ。毎日パソコンの前で眠ってしまってる」お見通しみたい。でも、昨夜は雨だったから今朝5時前にコンテナ1個分の器と新聞紙を運んでおいたのよ。寝坊ではないのでした。

17時頃、清水さんが「明日岩渕さんは渋滞にはまっちゃいますかねぇ」と心配してくれて「明日は朝ご飯を食べないで早くでかけないとダメだね」

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9時前に来たら閉まっていたという方。群馬から毎春お友だちを伴なって来てくれる。4人で楽しい道中なんだろうなぁ。昨年くらいから「あと何年来れるか分からない……」とおっしゃるようになった。車の運転に不安を感じるお年頃になってる。私が高齢者と呼ばれる年になるのと同じように、お客さんも年を重ねるわけだものね。いろいろな思いを抱きながら来てくれている。感謝してもしきれない。

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群馬からといえば、昨日夜勤明けで来てくれて、戻ってまた夜勤という方。その夜勤開けで今日も来てくれて、嬉しい気持ち半分、大丈夫かと心配半分。「毎日でも来たい」と話すほど陶器市好き。

白いプレート皿を選んでくれた。「久しぶりに帰る真岡の自宅で、今夜はチーズをのせてワインを飲みます。」ゆっくり休んでほしい。

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真岡といえば、若い女性が定価のもの(割引にはなる)ばかり選び、大皿に悩んでいた。「陶器市はいつもきてる?」「ええ10年くらい」「若いのに………遠くまで帰ります?」近いというので「じゃあ、そんなにがっちり包まなくても大丈夫?」「ゴミを捨てるの面倒くさい」真岡から来てくれたことがわかり、大皿やっぱり欲しいとなったら来れますねなどと話した。新聞紙でも過剰包装か……考えさせられた。  ここまで 5月3日 7:05

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2023春の陶器市-3日目

晴れ 平日の月曜日  暑くなった

 

9時少し前テント着。開店と同時に「待ってました」とレース・シリーズを集めている方。ご夫婦でみえて二人で選ぶ姿がいい。殆ど持っているので新バージョンを。「ソーサー付きのが欲しい」「ソーサー付きは今回作ってなくて。展示スペースにあるのを今日持ってこようかと思って止めて明日にしてしまった。持ってくればよかったですね。レースじゃないけど。」「レースでないのはいらない。作って。」はっきりしている。空いているので、初めて長話ができてよかった。

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姉妹で陶器市ファン。妹さんはお姉さんやお友だちを陶器市に誘ってくれている、ありがたい方。一人でも来られるようになったお姉さんは何年かは両手に沢山買い込んでいたけど、流石にもう食器棚もいっぱいでしょう。二人とも少しずつ…毎回。嬉しいですよね。

昨日、お姉さん家族がみえて、今日はお母さんと妹さんがみえて、このご家族も食器棚はどんなことになっているのか……毎回ありがたさとともに心配になったりもする。

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ベビーカーを押して器には触らず旦那さまに意見を伝える奥さま。選んでいる旦那さま。珍しい感じのご夫婦だなぁと思いつつ、旦那さまが選んだいくつかの器を包みながら「ごみが沢山になりますけど割れものなので…すみません」と話すと「慌てないで大丈夫、ゆっくりどうぞ」優しい旦那さまだなぁ…。しばらくして、しおりを折っている時に人の気配で顔を上げると、すらりと爽やかな奥さまが「また来ました」再び旦那さまが花器やら何やら色々選んでいる。「器が好きなんですよ。だから全てまかせっきり。」と奥さま。「そう、好きなんですよ。器を作った人を思い出しながら使う……。」作り手冥利につきることを言ってくれる。

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ここまで 5月2日 6:35 出来事を思い出して、書いていい? 止した方がいい? 時間がかかる。年を重ねると思い出すのが……ね。

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2023春の陶器市-2日目

雨の日曜日 止んでは降りの繰り返し

 

テントに着いたのが9時5分。遅刻してしまった。ショッキングピンクのカッパを着て、シート上げ。今泉さんが手伝ってくれようとするので「雨で濡れるからいいよ」「これ防水だから大丈夫」と、いつもいつもありがたい。

昨日ホームセンターで購入しておいた砂利を水溜まりに敷いて少しは足元が良くなった。もう一袋買っておけばよかった感じ。

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陶器市デビューの日という方が何人かみえた。「陶器市というものの存在を知らなかった」という人、宇都宮の女性は流石に「陶器市は知っていたけれど、混むと聞いていたので」

「今日は日曜でも雨なので空いている。傘がじゃまになるけど空いていて、ゆっくり見られるからラッキーでもあるかも」と話しながら、私は混んでも晴れてる方がいいな…と思った。

天候に関係なく、仕事の都合で今日しかないという方もいて、各々スケジュールをやりくりして来てくれていることに改めて感謝の気持ちが湧いた。   ここまで 5月1日 7:12

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ビックリ・シリーズの煎茶碗をピンク、ブルー、ミントの3色10客欲しいらしい女性。ブルーとミント各1客だけビックリ描きが違うのを作ってあった。それを持って来て「これを2個とこれを3個欲しい」という。「柄違いでこれしかない、煎茶碗は出ているだけしかない」イッチン描き部分を指でなぞって伝えても、伝わっているのか……同伴の男性が底切れのブルーに花留めを置いてスズランを飾ってあるのを持って「これ」「それは底にキズがあるから……」んっ!柄は関係ない? ズラリと並んでいる下から2段目の棚を指差すと、2人ともニコニコ。棚の前に立つと下の段は見えない……展示方法はよく考えないと。台湾まで持って帰るので新聞紙を沢山使ってという。最後の仕上げにクッションシートで包もうとしたら「それはいらない」エコなのか新聞紙で充分ということなのかは不明。 5月2日 7:55 記載

 

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2023春の陶器市-初日

晴れの土曜日

 

昨日から準備を続けているが、窯出しした分の値札付けは少し終わらず。「和紙柄アレンジのマグカップ」だけそのままコンテナに収め、4時半頃に窯場から自宅に戻る。お風呂に入らないとなぁ…「しおり」作りがまだ終わってないけど……お風呂優先。結局「しおり」は昨秋の内容部分を削除し、今春の内容は無しでプリント。わずか数行でも、すぐ書けるわけもなく時間の余裕をもっておかないと。毎年のことなのに、毎年同じように時間足りないよー。懲りない。

急いでいるのに、インクカートリッジの交換してください……静電気で用紙が束で出てくる(さばいてから入れているのに)……再びインクカートリッジの交換……カラーでなくグレースケールでプリントしているのにカラーインクが無くなるのが不思議。

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都忘れとビオラ、すずらんだけチョキチョキッとして、すぐ飾れないだろうなと思い、太めの花器に少し水を入れて仮り活け状態で車に積み、7時に出発。駅辺りから渋滞。毎年のことながら出発時間が遅いから……と悔やむ。でも、可能な限りやってるんだから仕様がないよね。Uターンして別の道。すいすい…城内坂入り口過ぎたあたりで渋滞。でもたいしたことない。コンテナ5個降ろして、出店者専用駐車場に車を置いて7時半発。42分にはテントに着。通りは人がいっぱいでテントも半分くらいは開いていた。「城内広場」も。私は9時頃開店まで、ひたすらコンテナから品出し。作業していると何人かのお客さんが何時頃開きます?と覗いてくれた。9時数分、今泉さんと清水さんに手伝ってもらい囲ってあるシートを上げて、開店。

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眠ってしまったので30日6時15分、ここまでアップ。「しおり」はこれから。今、雨が沢山降っている。終日雨のようなので、今日は早く行かなくても大丈夫でしょう。続きは今夜こそ掲載できると思う。

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秋に「ビックリ・シリーズの湯飲み」を欠けても使い続けているので、また作って欲しいとリクエストされた方がみえた。過去の例から、同じデザインのものを作って待っていても新バージョンの方を選ばれるので、同形でデザインを変えたものを作ってみた。ところが「現物を持ってきました」というのを見せてもらうと 、よくもまぁここまで使い込まれた……随分前に作ったもので、私が聞き取りから推測したものとは違う形・デザインだった。「色・形・デザイン・手触り…これが気に入っているので、同じのがいい。」「化粧泥の吹付け量、釉薬のかかり方で感じが変わるけれど作ってみます。」ということで秋までのお楽しみに。白化粧泥は1周だけでなく、何周もしているし、釉薬は吹付けで均一でないだけでなく、白泥の上に吹付けるためにどの位かかっているのか目視確認が難しい。気に入ってもらっている色と手触りはこれで決まるので、似たような仕上がりになるかはわからない。最大の難関は焼成雰囲気で未だ判っていないけど、私もとても好きな仕上がりなので、なんとかしたい。

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毎年来てくれるご夫婦、奥さまが怪我をして足を引きずっているのに来てくれたことに感激。

いつも抱っこしているワンちゃんは流石にお留守番。今回作れなかった足付き小鉢、1個だけしかなく「もう1つ欲しい」「玄関の展示スペースに1個あったと思うので秋に持って来て置きます」旦那さまが「家に行ってもいい」と小声で独り言のように。一昨年、那珂湊だったかに出かけた帰りに立ち寄ってくれた。展示スペースは飛散した釉薬と埃で白くなったままの棚、畑と庭の草と格闘の私は泥だらけ。お茶も入れず……失礼してしまった。茶飲み話をするために作ったスペースなのに。その時の記憶が蘇り「埃だらけの…」と小声で返した私。今もあの時と同じような状態。お店があるわけではないので、来客予定の時に棚の拭き掃除をする感じ。家はスギナの園と化しているので、市が終わったら家庭菜園に苗の植え付けと草取りに集中ということになるかな。

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ここまで 5月1日 6:10

 

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2023春の陶器市-前々日

晴れ 暑かった

 

10時少し前に広場に到着。後藤さん夫婦が既に作業していた。珍しく他に誰も来ていない。

更に珍しいことに草があまり生えていない。まず、草取りから…と覚悟していたのに「あれっ!」と拍子抜け。少ししてから次々に集まりだして、テント張りもアッと云う間に終了。

「テント張り選手権があったら面白いよね。何分でできるか……」なんて話して。

夜、スーパーの帰り、町役場の駐車場で消防団が訓練をしていた。まさに、選手権のような競争があるんだよね。キビキビしていて格好いい。

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午前中は、テント張り&バックヤードの屋根の設置。テントを立てるのはアッと言う間なんだけど、屋根のシートを固定する作業等手が痛くなる作業があり、バックヤードの屋根の設置が終わって12時少し前。

棚等の什器を運び、15時頃までかかって、だいたい終了。棚の外側にかけるスダレを吊るしてからでないと周りを囲うシートを吊るせない。

家に戻り、食事をしてから、玄関の展示スペースで使用のテーブル等、先日の釉薬掛け時に飛散して白くなっているのを拭き掃除。釉掛けの初めの数日間は無風だったので釉掛けしている細工場の隣室まで釉薬が飛散せず「今回は掃除が楽でいいなぁ」とニコニコだったのに、強風の日々がやってきてドア等の隙間からどんどん流れて、今までにないくらい棚が白くなっていた。

積めなかったスダレ・拭き掃除をしたテーブル・棚の板・コンテナ3個分の器等を運んで今日の搬入はおしまい。薄暗くなっていて、囲いのシートを吊るすのを隣の小泉さん夫婦が手伝ってくれて助かった。

帰宅後、展示スペースの器を窯場に運んで拭き掃除、今回の窯出し分の値札付けをするのに比較のためコンテナにはまだ収めず出したまま。値札付けはあまり進まず。

 

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2023年春の陶器市

4月29日(土)~5月7日(日)9時頃~17時頃まで。最終日は15時頃まで。

メイン通りの城内坂を登り切ったところにある公衆トイレ横の『城内広場』で出店します。

例年と同じ場所。バス停『陶芸メッセ入口』のところです。

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新春のご挨拶もしないまま(喪中)現実の春がやってきてしまいました。

今年は花の開花が早く、都忘れが満開。母からもらって植えた薄紫のアイリス。花壇の別の場所に移植後何年も開花せず……だったのが、昨日開花しているのに気付いた。でも黄色だった。そんなことってあるのだろうか。裏の水路に黄色のアヤメ(?)があったけど畑の横にあり、花壇に移してはいない。あれーっ……ていうことはいくらでもあるけど、この1か月のビックリ大賞かな。

※花をよく見たらアイリスとは違っていた。覚えていないだけで、恐らく裏の水路辺りから移植したのだろう。西側の道路沿いの花壇の所の塀が境界からはみ出ているとかで、撤去する時にアイリスや水仙、タマスダレの球根を掘り起こして、通路の南側と北側の花壇に移植した。移植したアイリスは全く咲かず、西側に残っていたのだけ毎年咲いている。水仙とタマスダレも花付きは相当悪くなった。時期と土があっていなかったのかもしれない。(4月29日追記)※

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昨日、窯出し。花器や花留めに撥水処理をして、あとは焼き上がりの確認をしながら底擦り。写真撮り。途中まで。確認作業に時間を費やしている感じ。つい見てしまう。またやってしまった……アッ!しまった!……こうなったか……22時なんてすぐ。

作業中に元職場の先輩から電話があり「何してる?明日一関に行ってくる。」……「何時までになるかわからない」と言うと「手際が悪いのか?」「手際はいいんだけど、やることが多すぎるんだよ」と言って合笑。

午後、お客さんからも電話があり、陶器市に出店するかの確認。言いはしないけど、想陶記の更新もないし、どうなっているのか……ということだよねと思った。気にはなっていたけど、どうにもその気になれなかった。すみません。

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以下、夜追記。

今日は確認作業・底擦りまで。値札付けまでは至らず。

明日、テント張り&棚等のセッティングが終わったら、ひたすら値札付けをする。市が始まってからも、底擦り&値札付けをせっせとしているということのないように、何とか頑張る。開店時に花を飾ってある状態になっているのがベスト。そこまで行けるか……。

 

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2022春の陶器市-出店申込

観光協会に行き、出店申込と駐車場の予約をしてきた。

4月29日(金)~5月8日(日)の10日間。

「とちまる安心通知」の登録が義務。

コロナの感染対策費用の寄付は任意。来場のお客さまにも100円の寄付をお願いすると書面通知が届いていた。 (※19日朝記載。晴天で釉掛け日和なので続きは後日。今、地震で廊下の物干し竿落下。窯の中身が少し心配。)

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陶器市-お礼・休息日

晴れ

昨日、テントまで全て撤収できたので、今日は何もしない休息日。

期間中更新できなかったので、初日から最終日まで思い出して記載。やはり毎日コツコツが大切。

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短い連休、予定をやりくりしてお出かけくださり、ありがとうございました。

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何日に来てくれたのだったか、レースの花瓶を2本買い求めてくださった二人連れの女性。以前にも……だと思うのだけれど思い出せず。記憶をたどる妙な顔をしていたかもしれません。どうぞお許しください。そして、またお見えの際は感想を聞かせていただけたらありがたいです。

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5日間、夜降ることはあっても日中は一日も降られることなく、いい日和でした。

一日だけ「寒い!」という朝がありましたが、おおむね朝晩の冷えもゆるかったようで、来てくださった方も寒くて震えることは無かったと思います。

5日間の記事にもあるように、ぼんやりした対応があり申し訳ございませんでした。

見えなかった方の顔を思い浮かべながら、災害か体調か……お祝い事なら言うことなしですけどね。元気に陶器市に出店できた健康にも感謝しないといけないと思いました。お出かけくださった方、気候が安定しないので体調に気を付けて健やかな日々をお過ごしください。そして来春も、元気にお会いしましょう! さまざまな事情でお出かけできなかった方、その事情がおさまりましたらまたお出かけください。

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陶器市-5日目(最終日)

ビックリシリーズの黒のぐい吞みと小皿
ビックリシリーズの黒のぐい吞みと小皿

晴れ

2日にご夫婦でみえて、マグカップを「和紙柄アレンジ」と「化粧泥のストライプ二重塗り」のどちらにするか散々迷って「和紙柄…」に決めた奥さま。ビックリシリーズの黒の小皿・豆皿・ぐい吞みも買い求められた。自宅で何気なく小皿の上にぐい吞みを載せたらいい感じ。ぐい吞みがグリーンとラベンダーピンクなので、黄色系も欲しくなり春まで待てず「また来ました」と娘さんとお孫さんの3人で。娘さんは何とも言えない可愛らしさでお母さんには見えない。レースのカップを選んでくれて嬉しかった。だっこしていた子も焼き物好きになるといい。

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那須のお寿司屋さんご夫婦。ワンちゃんが1匹に。高齢なので1匹は先に逝ったそう。

還元の片口が180ccで丁度よかったと以前に褒めてもらった。

「あれはよかったですよね。あれ以上のは作れないんです。還元は春も焼けず秋には…と他のお客さんにも話していたんですけど、またできなかった。来春には。また覗いてみてください。」と話した。しかし! 春に1窯焼いている。還元焼成のは少ししか残っていないので、てっきり1年以上焼いてないと思い込んでいた。何人かに同じことを話している。どんな頭をしているんだか……呆然としてしまう。申し訳ございません。

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最終日の割にお客さまが随分みえた。14時過ぎから表の商品棚はそのままで、バックヤードの屋根を外したり、コンテナを積んで作った棚を分解したり、できることを少しずつ始める。15時過ぎからは表の棚の上も始める。17時過ぎにはみんなに手伝ってもらってテントをたたみ終わり、15年間で最速かもしれない。20時に最後の積荷を載せて、これも最速。

1回目、2回目位は窯場に運んだものをキチンと納まるべきところに置いて行ったが、時間がかかるので疲れてきて3回目、4回目は後で整理整頓することにして、空いているところに並べて置いただけ。

(6日記載)

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陶器市

1日の初日は意外に静かで初めてのお客さんは「初日はものすごく混むよ」と言われてきたけど…と何人か話していたくらい「ラッキーですね」の言葉どおり。私の値段付け&品出しも10時位には済み、せわしない初日にはならず。ただ、夜8時から窯出し→確認→選別→コンテナ詰め→搬入リスト作成→テントに運び朝6時半くらい。テントで帯留めを金具に付ける作業をし、8時半に開く店に納品(卸ではないので搬入)のため駐車場までメイン通りを歩くも歩行者に進路を妨げられることもなく普通に歩け、渋滞で時間がかかるかと心配したが全然でスイスイ。

2日目は値段付けと品出しを終日。帰宅後、コンテナに詰める時間がなかった残りを詰めてテントに運び、お風呂に入り眩暈で「これはいかん」と横になり、目覚めたのが翌朝7時。

3日目は運んである物の底擦りをしながら確認し値段付けと品出し。帰宅後、花留めの撥水処理をし、茶香炉が無いので定価のストックや新聞紙等をテントに運び、久々に早い時間に落ち着いた。

4日目は茶香炉と星形深皿を出し、ゆっくり店番のみ。

こんなことで「想陶記」の更新もままならず……でしたが、無事にやれています。見てくれている人もいるようなので、とりあえずここまで。期間中の出来事は後日。(5日7:45)

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陶器市-4日目

化粧泥の二重塗りの平皿(中・取皿)
化粧泥の二重塗りの平皿(中・取皿)

晴れ

暇なので先輩同業者(手すきだから来てくれたんだと思うけど)と話していると「また来ちゃいました」と言って、初日にお母さまと来てくれた女性がまた来てくれた。

益子に行ってきたと話したら子どもたちが「行きたい!」というのでまた来ました。テントの外から旦那さまが頭を下げて挨拶してくれたような気が……何か分からないけど気持ちがどこに行っていたのか……ご挨拶しないでしまった。本日の一番の気がかりで終日気になった。あの子たちが大きくなっても「行きたい」と思ってくれるといいなぁ。

(6日記載)

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陶器市-3日目

化粧泥の二重塗りの楕円皿
化粧泥の二重塗りの楕円皿

くもり 一時 はれ

昨夜運んでおいたものを底擦りしながら確認し値段付け&品出し。

何年か前に試した手法で、粘土をカットする前に表面をのしたタタラに化粧泥の二重塗りをし、ある程度乾いてからカットして成形。立ち上がり部分まで模様がキレイにできる。以前に試したマグカップは貼り合せ部分があるのでどうかなぁという仕上がりだった。今回は楕円皿のみ。刷毛目の向きを3種類、グリーンとラベンダーピンクのペアで作ってみた。気に入ってくれる人がいてよかった。

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陶器市をしていることを知らずに益子に来たという若い男性。

「ぐい吞み」を色々見ている。悩んでいる……声をかけた方がいいのか……他のテントを見に出たみたい……カップ麺をズルズルしていると、再び前の棚の「ビックリシリーズの黒のぐい吞み、フリーカップ」も手に取る……食事が終わったところで声をかけられる。お酒は飲まないそうで「お茶」を飲むための器だとのこと。「レンゲソウのぐい吞み」と、気になったのでと言って「ビックリシリーズの黒のフリーカップ」も買い求められた。静かに焼き物を見て歩く予定だったのに、テントだらけ器だらけの町にいる……どんな気持ちだったんだろう。

(6日記載)

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陶器市-2日目

和紙柄模様のとんすい鉢、星形皿
和紙柄模様のとんすい鉢、星形皿

晴れ

茂木に用事があり愛知県からみえたご夫婦。

ビックリシリーズの黒について聞かれ、作り方や難点など説明し、定番の丸深皿等を購入いただく。反省したこと。奥さまは選ぶのを最後まで手伝って(意見を言って)欲しかったのだと気付く。丸深皿は5枚一緒に選び、豆皿は説明後「あとは好みの問題ですね」と話して、新聞紙の小さいのがあったかしら…と準備をする為、そばを離れた。豆皿を6枚だったか7枚の中から5枚選びたかったのに3枚で「これでいいです」と。陶器市は「構わないで好きに見させて」という方が多く「いらっしゃいませ」と声をかけると「立ち去る」というのに慣れすぎたみたい。最近は少し変わってきている。陶器市対応でいいのか気をつけないと。申し訳ないことをした。

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和紙柄模様の白、秋にどうかなと思ったけど、これからの季節に活躍するはずの「とんすい鉢」を購入してくれたのは同業者らしき人と同業の友だちのみ。同業者が気に入ってくれたんだからまぁいいか……と思おうとしているが少し寂しい。

(6日記載)

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陶器市-1日目(初日)

朝のうち霧が深く車はライトを点けていた

日中は晴れ

値段付けが終わっていない分を済ませ、昨日花屋さんで買ってきておいた「クジャクソウ」と「リンドウ」を飾る。ご近所さんからいただいた「ユズ」と赤い実の「カマズミ(不確か)」は昨夜のうちに飾っておいた。

細かいことは残っているが、だいたいの準備が済んだのは10時~11時の間くらいだろうか。珍しく早く済んだ。もう一窯の窯出しが終わっていないから。夜8時から窯出し。

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いつも声をかけてくれる白河のご夫婦とお母さまが、春は見えたのかなぁと気になっていた。昼過ぎに見えて「春は孫が風邪をひいて子守りの留守番だった」そうで三人とも若々しく元気な様子。道々、台風の爪痕が残っていたそう。寄ってくれてホッとした。

2年近く前に派遣仕事でお世話になった方が未だに毎回来てくれて、仕事が終わってから「想陶記」を見て、癒されたり、楽しそうだなぁと思ったり、頑張ってる……と励まされたりで、楽しみにしていると言ってくれて、嬉し恥ずかし。見てもらうことを想定して面白可笑しく、あるいは分かりやすく記してはいない、作陶・生存の記録。現状、ここに力を入れる余裕はない。

*窯出し*

夜8時まで待ったが、50℃でも軍手をしないと棚板が熱くて持てない状態。もっと高温のはずの奥に馬と犬が入っているので急冷を避けて台車を引き出さずにそのまま手前からゆっくり窯出し。手前を出し切らないうちにどんどん冷めて軍手不要に。ドキドキしながら中ほどまで出すと馬と犬が割れずに見え「ふーっ」と安堵。

馬の茶泥は吹付け量が少ないので淡い仕上がり。口元の黒泥の吹き付けは成功の部類。他に経験がないから比較のしようがないしね。

細かい点検は後で。窯出ししたものの中からお店に持って行けるものを選び、底擦りをしてコンテナに詰める。頼まれていた黄土色の茶香炉は納品できる?と心配だったがOK。テントに持っていくものもコンテナに詰め、お店の搬入リストを作成。洗顔、着替えをしてテントに。6時半頃なのに既に広場のテントを開けている人がいて驚き。コンテナを降ろして車を置きに。

(6日記載)

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2019年秋の陶器市

「陶山」さんは今回お休み。代打「とん太ファミリー」さん
「陶山」さんは今回お休み。代打「とん太ファミリー」さん

例年どおり、いつもの『城内広場』に出店

11月1日(金)~11月5日(火)

9時頃~17時頃まで。

最終日は15時頃から片づけが始まります。

人出・気象状況により時差あり。

城内坂を登り切った、バス停「陶芸メッセ入り口」そばの「公衆トイレ」(横に観光案内所あり)と「大誠窯」にはさまれた『城内広場』。通りに看板が出ています。(※管理者の陶山さんがお休みなので今回は出ていません。11月4日朝追記)

道路から見て左奥の『南育想窯』テント。

※春の地図を使っています。新しい地図を入手次第更新します。

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秋の陶器市無事終了

11月12日追記

今日、ラジオを聴いていて「箸休め」という言葉を耳にし、陶器市3日か4日に訪ねてくれた母子のことを思い出した。小学校低学年とおぼしき男の子と母親、男の子が箸置きを選んでくれて、どれにするか相当迷っている時に「箸置き」のことを「箸休め」と誤って言ってしまった。二人を見送ってからそのことに気づいたが、お母さんが間違いを正してくれるといいんだけど……と願いを込めて思った。間違って覚えなければいいが……と心配。これから「箸休め」という言葉を耳にするたびに恥ずかしさとともに思い出すだろう。

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おかげさまで無事に終えることができました。

最終日の朝早い時間に降られましたが、おおむね晴れの日が続き、気持ちのよい陶器市日和だったと思います。時間を作ってお越しくださり、ありがとうございました。

心に残ったことを少し記します。

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だいぶ前に終わったコスモス祭りのコスモス、初日から最終日までキレイに咲き続け、今は我が家の窯場前でまだ咲いています。

4日間で背の高い花瓶から中背の花瓶、低い花瓶と2回器が変わり、写真の花瓶は低いので花とのバランスが少し良くない。切り花でも随分長く楽しめるようです。

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母・娘・孫という3代で来てくれて、プレゼント用等を母娘で購入してくれたご婦人、春にどうしても名前が思い出せないと気になっていたので失礼ながら「どちらから…」と聞き「以前にお名前を伺っていた方でしょうか」とあつかましく聞いてみたら「いいえ」とニッコリ。今日、お客さんに書いてもらった住所録を見ていて判った。2012年の春、2・30代とおぼしき若夫婦が「初めて来たけど、奥さんのご両親が益子焼ファン」と話していた。多分、この時の奥さんが小さい子を連れた娘さん。以前は展示販売の案内や、来てくれたことが分からない方(顔と名前が一致しない)にもお礼のハガキを出していた。人数が多くなり手に負えなくなってからは、お礼状は判る方だけで失礼。あとは年賀状のみになっていたので毎回来てくれるけど誰だろう……という失礼を繰り返していたみたい。多分、娘さんの旦那さまが書いてくれた住所録だと思うので、ハガキを出してみよう。大きな勘違いだったら、それはそれでいい。一緒に来ていた小さい子が大きくなっても、おばあちゃんと来ていた陶器市に来てくれたら嬉しい……楽しい想像を膨らませた。

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最終日にも「ご無沙汰しています」と連れている可愛いワンちゃんとよく似た人。「幸せ太りか………誰?」顔に出たようで「〇〇です」と先に言わせてしまった。あと数分で思い出せたのになぁ。幸せそうなご夫婦はピンと来るものがなかったようで「ひと回りして来ます」と言って行かれた。商いをしているだけあってスマートな去り方をすると感心。また来た時に寄ってくれるといい。気に入るものがあるかもしれない。

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広場の人と話していて花の名前が思い出せず悶々とする時間が流れた。しばらくして私が「キンセンカ」じゃなかったっけ?「違う」しばらくして「マリーゴールド」「あっそうか…」と私。「まだボケてなかった…」とニッコリ。ホントに思い出せないことが多い。

結局、二人で同じ花を思い浮かべているのに、なかなか名前が思い出せず、思い出した名前は別々だけど同じ花の別名。あとで笑ってしまった。

※※※マリーゴールドとキンセンカは別の花でしたね。少し似ているけど、原産地も違うし葉っぱの形が全然違う。ホームセンターで花の苗を選んでいて「あれー間違ってたなぁ」と気付いた。4か月経って再び笑ってしまった。(2019年3月16日記載)※※※

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毎回来てくれる女性が「ねぇ聞いて…」と戻って来た。トイレで個室のドアを開けた途端、ドアのフックにかけていた器が入った袋を「これ私のです」と言って持って行かれたと。何が起きたのか一瞬わけが分からなくなり、落ち着いてから「置き引き」と気づいたそう。「これではいい思い出にならない」と話すので、そうだよねー「同じようなのを持って行って」と包んで渡したけれど、記憶は消しゴムで消すように消せるわけではない。好意的に想像すれば、持って行った女性は「トイレのドアに忘れた!」と慌てて戻って自分が入ったドアの隣と間違えたと考えられなくもない。その時の様子を聞いた限りでは無理のある解釈だけれど、忘れてしまいたい思い出をオブラートに包んでぼんやりさせる効果はあるような気がする。彼女は案内所に届け出たそうなので、間違えた彼女も気づいたら届け出て欲しい。(これからなら観光協会かな)楽しい思い出を作ろう!

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最終日に城内坂で商いをしている方が見えて、少し会話。世の中の情勢が不安定になると購買意欲の減退が顕著になるそうで9月頃からおかしいと話しておられた。人の言動には気分が大きく影響するようなので、平和な世の中であってほしい。不幸な人災は減らせるはず。

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空模様が不安なので翌日のテント天日干しはせず、最終日に全て撤収することに。後藤さん夫婦と高橋さんは早々と終え帰ることができたのに、遅れ気味の清水さんと私のテントをたたんでしまうまで付き合ってくれて毎度のことながら感謝。今日は雨で昨夜の撤収は正しい判断。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。どんな人が、どんなお客さんと、どんな仲間と、陶器市を過ごしているのか少しは伝わるのではないかと思い記しました。これからやって来る寒い冬を乗り切って、お元気でいてください。

 

 

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器の陳列等(前日)

晴れ

昼前は「しおり」を作ってプリント。夜でもできることだがプリンターの調子が悪くなることが多いので用心して早めに済ませる。持って行くものの最終確認、箸置き等の小さいもの、包装用の新聞紙等、ガスコンロ等お茶のセット、水、アクセントになる小さな鉢植えを数鉢。

昼過ぎ出かける。途中、コスモス畑に寄り花摘み。いつの間にか1時間近く経っていた。銀行に寄り「釣銭」用の両替。広場に着いてからは昨日の続きでコンテナから器を出す作業。摘んできた秋桜を大きな花瓶に生けておしまい。暗くなってしまい写真撮影はできず。

*****

11月2日~5日まで。場所は例年と同じ。

9時頃~17時頃まで。最終日は15時頃から片づけが始まると思います。人出によって時差あり。

陶器市のメイン通り、城内坂を登り切った「城内広場」陶芸メッセ入り口バス停・公衆トイレの横。大誠窯隣り。通りに「城内広場」の看板あり。テント屋根の「南育想窯」の文字が目印。

 

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テント張り、棚等設置

晴れ

昨夜、テントの他にもバックヤードの棚を作る空のコンテナ等ギッシリ車に積んで準備してあった。荷下ろしに時間がかかるし草取りも沢山あるだろうと早く出発したので珍しく9時半頃にテント広場に到着。既に高橋さんが来ていた。

しばらくすると後藤さん夫婦と清水さんも来て10分位かかっているのか、あっと言う間に4張り終了。

バックヤードの棚と屋根を作り、2回目の荷運びの為帰宅。棚と器を詰めたコンテナの運搬は3往復で終わり、本棚をやめて組み立て棚にした効果は大きい。17時には棚の設置完了。テント側面にスダレを吊るし、3面を覆う長いシートで側面を囲う。器が入ったコンテナを空にしないとバックヤードのもう一つの棚を作れないので、その分だけ出して棚を作っておわり。

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みやこわすれ

陶器市で飾った「みやこわすれ」

紫のは、広場の隅に何か所かに分けて挿し芽にしてきた。来春、咲くかどうか……。

ピンクのを集めてまとめて飾ってあるのが、まだこんなに咲いている。全部の花が終わる頃には根が出るから、そしたら花壇に植える予定。

母から紫のを貰ってきて植えたのが増えて、近所のピンクしか無いという奥さんとトレードして数年、ピンクも大分増えてきた。

一輪挿しを購入した方が、花ごと持ち帰られることが多々ある。「都忘れ」は根が出るから花壇に植えて……とお伝えした優し気な女性のお家では咲いているだろうか。

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陶器市の片付け

朝から気持ちの良い青空。洗濯日和。昨日、テントだけ残して窯場に運んだものを片付け・整理。

濡れた本棚や台の足などを外に出して干し、花を飾った花器も外で天日干し。泥はねで著しく汚れたコンテナは洗って干す。バックヤードの屋根は拭いてから運んだが一枚ずつ立て掛けて風通し。濡れなかった棚や板も窯場で風を通し、夕方片付け。

15時頃、天日干しのテントを片付けに広場に行くと殆どのテントは片付け終了。清水さんと二人でテントをたたんで今回の市も終了。テント張りから始まり、助けてもらっての無事終了。感謝。

荷はテントのみなので、帰りに粘土を購入。

今年に入って一度も棚掃除をしていない(訂正:1月14日にしている。記憶というのは危うい)玄関広間の展示スペースもやっと掃除。イスやテーブルも隣りの部屋で釉掛けするから飛散した釉をかぶっている。考えてみれば、釉掛け前に窯場にでも避難させておけばいいわけで…これからはそうしよう。 一日中、掃除。 (9日朝)

 

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陶器市9日目(最終日)

お天気は上々。朝の駐車場は会期中で一番の空き空きで平日のよう。人出はどうかな?

この数年は最終日でもお客さんが沢山見えるし、今年はTV放送の影響もあるから予想不能。

 

終わってみれば、昨年と同じで空いているけど結構見えている…私のテントはポツポツ…準備の整っていなかった初日と同じ位の購入者数でやはりTV放送の影響は恐るべし。

この初めて購入した人たちの中で、何人が陶器ファンになってくれるか…私はあと何年できるか分からないけれど、作る人は未来永劫(?)続いていくわけだから一人でも多くのファンを作らないとねぇ。

昨年は10日間で379人。今年は9日間で349人。人数的にはあまり変わらないようだが、2011年以降100人減位から少しずつ復調して、やっと昨年300人台に戻った。人数を目標にしているわけではないけれど、関心度合いが分かる。沢山の人が見て購入に至らないのには理由があるわけで…今年は天の川シリーズが動かないなぁと思っていたら、お客さんが「今年は星がいっぱいあるねぇ」と教えてくれる。私は天の川まで手が回らずマグカップ等作れなかったから…と思っていたけど、世の中に沢山ある模様。そうなると価格競争に近くなり……「こっちは少し高いけど、これがいい!」と選んでもらえるものを作らないと。穴あきプレート形花留めは「小さい穴が沢山空いてるのばかり。ここのように大小の穴があいているのは無い」と教えてくれる。多分、次回はそれも沢山あるだろう……何か考えないと…ほぼ完成形のつもりだからどうする?

 

15時頃から裏の方で片付けを始め、16時頃からは本格的に片付けモード。予報では雨になる時間。変な風が吹きはじめ、曇りのままもってくれ……という願いも空しく18時頃、土砂降り。バックヤードの屋根をはずそうとしていた時。幸いにも棚も外して中央に集めていたので濡れずに済んだ。コンテナ等に泥はねはあったが中身は濡れていない。入口の本棚とコンパネが吹き込む雨で濡れたが品物は全てコンテナに収納済みでラッキー!の部類だろう。

 

今回の陶器市は、いつものように専用サイトを作らなかった。

品物の準備が間に合っていないのに、そっちにエネルギーをつぎ込むとますます体がもたない。

南育想窯のホームページ(このサイトでなく)はサーバーの契約更新をしないことにしたので、5月31日でアクセスできなくなることもある。

来てくれたお客さんへのメッセージを送るコーナーが無くなったので、今回はここで送らせてもらう。

 

***** おかげさまで、事故やケガもなく無事に終えることができました。

初日の準備が整わず、申し訳なく他にやり方がなかったのか……と考えてみれば色々あります。

特に遠くから見えた方には本当に申し訳ないという言葉そのものでした。

毎年、何とかしなければと精一杯やっているつもりですが、どうもあまり頭がよくないようです。

これがこの人の精一杯なのだろう…ということで、お許しください。

今春は「初めて来ました」という方が沢山見えました。これをご縁に、またお出かけになってみてください。今回とは別の面も発見できるかもしれません。秋もありますので、陶器の温かみを感じにいらしてください。お待ちしております。ありがとうございました。

今回、お求めいただいたものがそれぞれの活かされ方で暮らしの中に潤いをもたせることができたら、作り手冥利につきます。使ってくださいね。

これから梅雨の時期を経て暑い夏を迎えます。体調が何より大事と感じます。どうぞ、健やかに日々を送られますように。そして、またお会いしましょう! お元気で!

(9日朝)

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陶器市8日目

午後小雨がぱらつく程度で、昨日のような暑さでもなく、いい陶器市日和。

出足は今までで一番遅かったように感じた。お客さんも駐車場にすんなり入れたと。

初めて陶器市に来たという人が目立った。あまりに多過ぎて何を買っていいのか分からないということもあるのだろう、箸置き等のチョットした物が手に取ってもらいやすい。

色や大きさを変えて21個作り全滅したミニ水盤、興味を持ってくれる人が多かったが、失敗で破格値だから購入しやすかっただけで、上手くいって通常価格だったら「いいんだけど…」「欲しいけど…」となったか…「思い切って買っちゃおう」となるくらい魅力があったか…いずれにしても今回の感じではもう作らないだろう。多分、何度焼いても出るエラーだと思う。ほんのチョビットだけ再チャレンジしてみたい気持ちはあるけれど…。

 

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陶器市7日目

朝、駐車場に車が少ないから祝日でも落ち着いた一日になるのかなぁ…と思った。

予想通りというか、人出は例年より多いのかもしれないが、接客に忙しい日ではなかった。

今年、初めて水撒きする余裕ができた日で暇。秋にも使うので新聞を広げる作業もできたし。

 

初めてテントに現れた時は、結婚前でお父さんと二人。仲良し親子の印象が強く、お母さんは……闘病中かもしれない…と思ったりした。あれから数年、毎年来てくれて今年は二人目の女の子も一緒で旦那さんとお父さんと息子さんと娘さんの5人で来てくれた。息子さんが生まれ、連れてきてくれた時は、この子が大きくなってパートナーと一緒に来ることがあるだろうか…と思ったもの。可愛い赤ちゃんを抱かせてもらい、陶器に囲まれて育つこの娘は焼き物を好きになってくれるだろうか…とまたも思ってしまった。生まれたばかり、お兄ちゃんもまだ小さい。とにかく元気に育ってほしい。

 

また、眠ってしまった。(6日朝)

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陶器市6日目

青い空と白い雲が気持ちのよい春の一日。日中はやや汗ばむ陽気だったが絶好の陶器市日和だった。朝の混雑はやや緩和したようで駐車場の満車時間も少し遅くなった模様。

日中の混雑した時間帯、外国人の女性に「灰釉が流れて棚板にべったりついた特価の"結びの花留め"」の最後の1個を手に取り説明を求められた。久しぶりに見えた英語ペラペラのお客さんがいたので、対応してくれて大助かり。彼女がいなかったら、身振り手振りで説明したろうか…気は心…何とか通じるかもね。

 

2日連続顔も洗わずPCの前で眠ってしまい、今朝は朝風呂。行かないと…(5日朝)

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春陶器市5日目

もう朝(4日)になってしまった。

また、使っている器のことを話してくれる人が数人。嬉しい!

 

朝の駐車場は早い時間にはこの数日のような混み方ではなかった様子。それでも日中の人出は多く、18時頃帰ろうと表に出たら車が連なっているので引き返してテントで新聞紙を広げる作業をし、30分後、道に車はなし。わずかな時間で大きく違う。

プリンターのインクの購入を忘れ20時過ぎ真岡まで買いに。その間、お客さまから電話が入っていた。携帯にも着信が4回。登録の無い番号だが、4回もということは確実に用事のある人だろうとかけてみたら久しくお会いしていないお客さまだった。スマホは、また水没して宇都宮まで修理に行っていないから常に話中状態。半年以上も無駄な料金を支払って…本当に利口じゃない。

もう行かないと。(4日朝)

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春陶器市4日目

やや風があったものの終日穏やかな晴れの日。

平日なのに休日のような人出。いつも空いている平日を選んで来ているというご夫婦は「どうなってるんだ?」「TV放送の影響もあるのでは?」

 

眠ってしまった…(3日朝)

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陶器市3日目

朝のうち曇り。しだいに雨になり15時頃に上がり青空。

今回の市では以前に私の器を購入した方がこんな器・・・と具体的に説明しながら使っていることを話してくれる方が毎日何人も現れる不思議現象が起きている。また買いに来たのではなく、そのことを伝えるためだけに立ち寄ってくれている人も。

 

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陶器市2日目

家の前を通る車の量は昨日より少ない感じ。

7時過ぎまでかかってコンテナ4箱分選び、紫の都忘れが昨日より開いているので10本位持って出発。やはり、空いている。日中は昨日と同じくらいだろうか。

表札の初依頼が1件あり。全然頭が働かず文章にならない…

暑い日だったけど寒いよりずっとよかった。

 

 

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2017年春陶器市初日

持っていくものの底擦りをしてコンテナに入れていると朝。早く行って並べないと…もう選んでいる時間も底擦りの時間もない。しおりを作ってプリントしようとしたら「エラー」オフラインだって。線でつながっているし、この間印刷したばかりでしょ…「ドライバーがインストールされていない」などと寝言のようなメッセージ。再起動してやり直しても同じなので諦めて「ショップカード」をあるだけ持って出発。7時前、荷降ろしをしている間は車も渋滞せず割とスイスイ。車を置いてテントに向かう頃には渋滞。わずかな時間差。お客さんも来る人来る人「今日の人出は異常」

私のテントは全然準備不完了。「岩渕さんの所は初日に来ない方がいいね」と言われて「その通り」私も限界。

昨日の窯出しの時に、あれっ!どうしちゃったの……でんでん虫の角が折れてる。空気が入っていたのか。初日の人気は上々。もう少し日焼けした感じに焼きあがると思ったんだけど…体と殻の色も違うはずだった。焼き方。ミニ水盤、夕方近くにやっと1つだけ飾ってみた。明日、出せそうなものを選んでみよう。16時半前夕立。テントを閉めた直後に待っていたように降り出した。濡れてしまった人も随分いただろう…風邪をひかなければいいが。降った後は寒かった。澄んだ空に三日月と星もキレイ。

窯場で持っていくものをコンテナに入れている間も立って寝ている。なので止めて明朝することに。寝坊したらアウト! 夕食を食べながらも寝ている。パソコンでメールチェック等していると突然プリンターが動き出し、今朝印刷できなかった待機中の2枚を印刷するではないの。ビックリしたぁ。パソコンの前でも眠っている……2時半。お風呂入って寝よ。

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陶器市の準備(テント張り・棚等設置)

昨夜の雨は大したことはなかったようで、テント広場の地面も問題なし。

今日は棚等台の設置まで。

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陶器市用の棚作り(組み立て)

一日がかりで棚の組み立て。

蝶番が小さかった。材木が曲がっているので2か所でなく真ん中にもう1箇所付けた方がいい。時間がないので次回付けることに。

明日のテント張りは降らないようだけど、さっきまで降っていたから下が濡れているだろうなぁ。でも、降られなければ御の字。

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陶器市用の棚作り

明日は天気が悪いようなので、棚の組み立ては後回しにしてコート剤を塗る作業をした。2回塗りなので結構時間がかかる。40cm巾で2枚作った残りの9cm位では補助棚にも狭すぎる。2枚にカットして合わせれば使えそうな気がする…ということで作ってみた。いいんじゃないかな。1:45消火までにやれたのはここまで。

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陶器市の棚作り

陶器市用の棚作りは材料のカットまで。

組み立てるまでは進まず。

ノミを使っての作業に、大家さんから貰ってきた丸太が物凄く役に立った。

貰ってきた時、近所の人が「何にするんだい?」と聞くので「腰掛けにいいと思って…」と言うと「皮を剝かないと虫がつく」と親切にも手際よく剝いてくれた。「伐ってスグなら簡単に剝けるんだけどな。乾いてるから剥けにくい。」私も貰った材木を揃えるためにノコギリを挽きながら雑談していると近所の奥さんが二人通りかかり「皮を剥かないと虫がつくんだよね」なんと二人とも言ってた。誰でも知っていることではないと思ったのに……驚いたのはついこの間のこと。

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秋の陶器市

10月31日~11月4日まで5日間。記事は「秋の陶器市2015」に。

 ※2017年5月nanikusogama.comのホームページは維持管理が困難になった為、閉鎖しました。従って「秋の陶器市2015」も閲覧できません。

 

10月9日に窯出しした分と7月28日の分と2窯分の確認作業。7月28日の窯出しは納品分だけ確認し暑さに負けた。そのまま次の窯分を作り始めたので、窯場の棚は出した器でいっぱい。底を擦って、焼き上がりの点検。主に釉薬のかかり方の確認作業。次はどうするのか…いろいろ考えながらなので進まない。

10日のコスモス祭りの初日に家族が救急車で運ばれ、仕事をしようと思っても手がつかない状態が続いた。身近な人が元気でいてくれることのありがたさが身に沁みた。逆に、心配事があると何をしても気がそぞろ…いつの間にか手が止まって考え事をしている…そんな調子でテント張りの日に「木が大きく育っているからノコギリを持って来た方がいい」と清水さんから電話をもらうまでテント張りの日を翌日と勘違いしていた。慌ててテントとノコギリだけ車に積んで広場に。皆に手伝ってもらってテントを張って、後はいつも通り棚等のセッティング。器の確認作業は結局全部は終わらず。ただ、今回は確認作業の傍ら値札付けもしたので、珍しく初日からだいたい値札が付いた状態で始められた。

残念だったのは前日に花を飾っておけなかったこと。初日の朝から飾った状態で迎えたかった。鉢植えも作れなかったなぁ。

 

最終日はいつもより少し早めに片付け開始。今回はバックヤードの屋根の分解から始めた。最後に暗くなってからするより良さそうなので降っていない限り次回からもそうしよう。急いでやる気がせず、ゆっくり…結局最後の荷を積み終わったのが21時半過ぎ。スーパーは半までだったか45分までだったか…コンビニに寄るも全く手が伸びない。ぐるぐる回って時間ばかり経過。窯場に荷降ろしが終わったのが22:15。いつもより15分遅い。ゆ~っくり作業したわりに15分差。そんなもんなんだ…「そんなに急いでどこへ行く」と同じ…大した違いはないんだねぇ。

翌朝9時、テントを乾かすため陽にあたるように少し前に移動しに広場へ。帰宅後は、雨に濡れた棚等を庭に出して天日干し。14時にテントをたたんで秋の陶器市は無事終了…でもない。翌日から2日がかりでお礼のハガキ書き。今年は時候の挨拶も滞りぎみだったので今年の締めに出すことに。これで完全に陶器市は終了。

1か月ほど想陶記もご無沙汰してしまった。何も書く気持ちになれなかったが、記録しておこうと遅ればせながら記した。

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陶器市も無事に終わった

8日間一日も降られることがない珍しい陶器市日和だった。

最終日の6日は16時前位から片付け始め、設置した棚やバックヤードの屋根も外してテントだけ残し、車で3往復。荷卸しまで全て終わったのが22時40分。例年より手間取った。

翌日、10時頃テントをたたんで窯場に運び、昨夜運んで雑然と置いてあるものを少し整理。花瓶等水が入ったものは梱包を解いて風通し。棚など雨に濡れることも無かったので干す作業がなく今回は後始末が楽。おかげで、いつもは掃除機をかけるだけでおしまいなのに洗車までできた。

記録しておこう…と13日の朝記している。

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陶器市初日

早朝、鉢植えにした「レウィシア」の育て方を1部プリントし2部目でインクの交換サイン。しまった!在庫の無い色だった。やむを得ず「しおり」は手書きし、コンビニでコピー。

お天気もよく、出足は絶好調のようでお客さんが駐車場までが大変だったと口々に。私は値段付けが夕方店じまいする頃に終了。値段が付いていないのでは買うに買えない…お客さんには申し訳なかったけど、私もこれ以上無理はできそうにない。夜、窯出ししていると何度となくクラクラするので途中で切り上げた。

今回は上下の差が大きい。ゼーゲル、色見窓から見えにくいので底上げしたが、ゼーゲルの下(底)が棚板から1cmというのを忘れていた。置く位置にもよるが何故だろう。最下段は植木鉢と焼き直しだからまぁいいけど。


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陶器市の準備-器のセッティング

陶器市の前日。

早朝、値札のプリントをしようとしたらプリンターが不調。1か月前はできたのに。電源を入れ直したり、パソコンを再起動させたりして何度やってもダメ。何故だ…だんだん焦ってくる。しおりもまだなのに…案内ハガキは到底手が回らず今回も出せそうにない。しおりは手書きにするか…無線ランをやめてUSB直結でやってみる…ダメ…冷静になれ…ポートの設定を確認。何とか直結でプリントできた。取り敢えずできればいいので、Wi-Fiは陶器市が終わってからゆっくりやろう。

午前中は窯場で還元焼成の残り半分の底擦り&チェック。午後からテントで器出し。値段付けは少ししかできず。

町の花屋さんで鉢植え用の可愛い花を見つけたので、植えてみた。受け皿はまだ窯の中。50℃。出してもいいんだけど明朝にしよう。

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陶器市の準備

26日の昼過ぎに窯の火を止めて、陶器市の準備。先日窯出しした還元焼成の器の底を擦りながらチェック。ぴったりの数しかないのに植木鉢の受け皿をコンクリートの床に落として1枚割ってしまった。課題は釉掛け。見た目には殆ど分からない薄く白泥を吹き付けてあるのをやめるか…そうすれば、どの位吹き付けたか見えやすい。ガッカリしつつ次はどうするか考えながらの作業で手が進まず、半分位で22時なのでおしまいにする。

27日はテント張り。少し動いただけで汗が出る夏の暑さ。棚等のセッティングまで済ませて、鉢植え用の花を買いにホームセンターへ。今の季節は日当たりのよい外で育てるものばかり。受け皿付きで室内用の小さい鉢なので悩んだ末4鉢分買ってきたが自宅用になるかも…わからない。帰宅後は窯場で準備。

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陶器市後の片付け

5日、10時にテントをたたんで、陶器市も無事終了。

帰宅後、窯場に運んだコンテナ等整理。軽く掃除機をかけて床掃除。花を活けた器は梱包を解いて風とおし。結露でテントの屋根から大量の滴が棚の上の段に溜まっていて、器の底がびしゃびしゃ…そんな器も風とおし。今までは棚が濡れる程度で大した量ではなかった。次回から夕方帰宅時には、上の段の器を片付けるかタオルをかけるか…結露の備えをしないといけない。どのテントもそうなのか、場所によるのか…。


6日、午前中は家事。午後から釉掛けで散らかったままになっていた細工場の掃除。

昨夜作ったお礼ハガキに宛名&コメント書き。すべて終わるまで2~3日かかるので今回はお会いできたことが分かる人から。春に続いて今回もご案内のハガキを出せなかったので。次の仕事があるので、お会いできた人だけにさせてもらおうか…とも思う。


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秋の陶器市2014

昨日、夕方近くに急いで撮りました。暗くなりスマホの明かりでは無理な感じがしたので一部です。ホームページのイベント情報を更新する時間がなかったので、こちらにアップしました。今夜、「2014秋陶器市」のページを作ります。

※2017年5月nanikusogama.comのホームページは維持管理が困難になった為、閉鎖しました。従って「2014秋陶器市」も閲覧できません。

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