2018年4月


陶器市3日目

昨日と同じくらい暑い日。朝8時前、城内広場前の道は空いていた。

 昨年、花留め付きミニ水盤の失敗作を購入した母娘が今年も来てくれて「今年は無いんですか?3つ持ってるけど、何も問題なく使えてます。また何かないかと思って…」さすがに失敗ばかり作るわけにいかずフチに泥を沢山吹き付けるとほぼ確実にミステイクになる造りなので装飾を変更。ロクロもどうすれば失敗作にならないか掴めて「もうチョット」だけど「失敗」ではないものができるようになった。お客さんは失敗作も楽しみに来ている。益子の陶器市の最大の面白味ではないかと思う。これがあるから失敗を恐れずチャレンジができる。他産地の業者が「益子は面白い」と買い付けに来るのも頷ける。近年はSNSを意識してあらゆる業界でのびやかさが失われているような気がして残念。かくいう私自身も委縮していると感じている。

3日過ぎて、記しておきたい出来事がいくつもあったが睡魔に勝てず……窯焚きの連続以来、座ればコックリ。1日は平日だし、ゆっくり記せるだろう。(1日6時)

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陶器市2日目

晴れて夏のような暑さ。朝7時20分で広場前の城内坂はスイスイ。車は数台見えるだけ。昨日は7時で渋滞。2日目が終わってみれば初日より多くのお客さまがみえていた。隣の清水さんも昨日より多かったねと話していたので、みんなが同時に動かなければスムーズに流れるという証しなのだろうか。2つのテントの単なる偶然かもしれない。

窯出し後、撮ってる場合じゃないと写真はあまり撮れてない。茶香炉は今回はこの2つだけで、2日目に並べたところ左側のは女性のお客さまが気に入ってくれた。今あるのは右側のと昨年のブルーが1つ。テントを閉めてから、出せなかったビアマグ等の底擦りをしてきたので、3日目にやっとハデハデのビアマグを出せるはず。暗くなって値段付けまではできなかった。大きめの花瓶も気に入ってくれるご夫婦が2組現れたので、また2本昨夜運んでおいた。朝は花を活けたりから始まる。(30日7時15分)

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窯出し

昨日出したかったが、時間が足りなくて無理だった。陶器市初日が終わってから夜、窯出し。

もっと還元寄りの中性気味の予定だった…器の裏を見ると酸化だわな…もっと濃く掛けてもよかった。還元ならべったり籾殻がくっつくくらい濃くかけたのだが。

13日にかけた大きめの皿が濃い。全くイメージしていなかった濃さだが、まぁいいでしょうという感じ。特大のビアマグもどういうわけか濃い。何度か作っているサイズの方は薄くていい感じ。ビックリシリーズの黒がいい塩梅で良かった!大きい花瓶も薄めで泥のいたずらもなくOK。窯出し後は、コンテナにつめてテントに。23時半だった。

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陶器市

益子町の春の陶器市  28日から6日まで 9日間

場内坂通りを登り切った「大誠窯」さんと「公衆トイレ」の間「城内広場」で出店

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初日の28日は朝7時前から渋滞。

混雑を避けた人たちで混雑した模様。時間を少しずらしたお客さんは空いていたそう。

準備があるのでPCに向かう暇もなし。29日夜には少し落ち着くか……この記事をみてくれているお客さんには申し訳ないが、まとめて記録しよう。(29日6時半)

 

 

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陶器市の準備

底擦りをして値段付け。

花留め付きミニ水盤、水盤のサイズに合った花留めを選んでセットして値付け。

サイズがバラバラで仕上がりもバラバラ…もちろん色調もバラバラ。作るときは楽しいけど、この段階でイヤになる。値段付けが最も苦手な作業。だから余計進まない。

花屋さんが開いているうちに行かないと……ということで窯出しもまだ、出してあるのもほとんど進んでいない。庭の花を摘み、できてる分だけ積んでテントへ。城内広場は3軒だけ作業中でほぼ終わっていた。

明るいうちに花を飾るのが先だということで、活け始めたら思いのほか手間取った。コンテナから出して並べないと…暗くなり花もよく見えないので残りは明朝。

写真を撮っている暇はなかった。来てのお楽しみ!

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テント張り・棚等の設置

10時頃からテント張り。昨日の雨で地面が濡れているかもしれないと心配したが杞憂にすぎず、よく晴れて暑さもひとしおだった。棚や台を設置し、値付けしてあるコンテナ数個のみ並べた。

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陶器市準備

窯焚きしながら、釉掛けした後片づけ。雨なので飛散防止に吊ってあるブルーシート等は片づけられずそのまま。これは昨日のこと。

今日、昼過ぎに火を止めるまで眠くて何もできず。14時過ぎ晴れてきたので陶器市の組み立て棚にコート剤を塗る作業。板は昨年塗ったが台になる部分にまで手が回らなかった。今年は傘マークがあったので塗っておいた方がいいだろうということで残っていた塗料を塗ることに。しかし、蓋がくっついて開かない。どうやっても開かない。結局、底を缶切りで開けることに。どの道、空になったら燃えないゴミに出すだけ。どうしてすぐに思いつかなかったのか。

窯出ししたものの底擦り。燃えた籾殻がついているのを落としながら窯出しするのだが、今回は「あとで」と窯詰めがあるから後回しにしたものあり。底擦りは花器等撥水処理をするものを優先、あまり進まず。夜、撥水処理のみ。本日はここまで。

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酸化焼成(中性気味に)

朝、点火。

翌日、昼過ぎ消火。

なかなか昇温しなくなったなぁ、バーナー掃除をお願いした方がいいのかなぁ…と考えたりしていたが、皿が多く段数が多いため棚板も相当使っている。

そのせいかもしない。厚い花瓶があるから時間をかけて焼いた方がいいから、これでいいのだろうと都合よく勝手に納得。

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窯出し・窯詰め

釉掛けしたものを窯場に運び、気になる部分に釉を吹き足し、12時前に窯のドアを開け「酸化が強過ぎたか?」と少しガッカリしていたら「筍の煮物」のおすそ分けをいただく。昼の調理をパスできる‼やったー!作っていただくものは、美味しいねぇ。気分も復調。単純。

昼過ぎ、窯出し。釉の薄さを心配していなかった「ビックリ・シリーズの定番の丸深皿」と「レースの飯碗」が「うーん……」という感じ。心配していた「足付き小皿」は丁度良い薄掛けで、いい感じに。全体的に未だに釉調が掴めない。大きい花瓶は焼成雰囲気はともかく、キズ等の問題はなく薄掛けでOK。

ビックリの丸深皿とレースの飯碗に釉を吹き足し焼き直すことに。

焼き直しは2段から3段に増え、こりゃ全部入らないかも……悪戦苦闘して何とか積み終わったのは翌朝。大きな足付き鉢だけ今回も入らず。

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釉掛け

今日も快晴。室温23℃、湿度61%で釉掛け日和。

鮭の皿の内側、大きい花瓶2本に釉掛け。最下段に入れるもう一度焼くものを選び、1窯に足りない量かもしれず焼き直しを2段にすることにし、軽く一吹き。前々回窯入れをパスしたビックリ・シリーズの黒のサラダボウルと豆皿は昨日釉掛け。ライン入れ。箸置きの絵付けは色とりどりで遊んでみた。

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釉掛け

6時半に火を止め、朝風呂のあと滞っていた洗濯等の家事を済ませてスッキリ。

快晴。初夏のような暑さが気持ちのよい日。

釉掛けしながら、窯の中の「あれは薄すぎたかも」といつもの不安の渦巻き。

そのせいか、部分的に気持ち濃いめの釉掛けになった。

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110回酸化焼成

台車も軽く押せて、ガスもすんなり点火。外は明るくなりつつある。

大きめの皿は今回作ったものは一枚も入らず。もう何年前に作ったのか調べないとわからない…毎回入らなかった5枚のうち4枚を優先的に入れた。それより前に作った大きな足付き鉢は今回も入らず。次回は入れよう。ざっと見た感じでは入りそう。

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窯詰め

午前中、釉掛け済みのものを細工場から窯場に移動。

天気がいいので庭にコンテナを重ねて台にして、舞い散って降り積もった釉薬をエアーで飛ばしてから。この間から使っているガンは飛散が少ないのがわかる。

薄過ぎるみたいだなぁというのは、また細工場に戻って吹き足し。

12時に一段落し、裏の草だらけになった何も植えていない菜園に三つ葉を採りに行ったら「筍を茹でたからボールを持ってきて」と声をかけられ、沢山いただいた。この間は山椒の佃煮をいただき香りが良くて、とっても美味しかった。昨年は新芽を摘む暇がなく作れなかったけど、今年は作ろう!と思っていたのにバッサリ剪定しすぎたせいか菜園横の山椒の木に葉はない……活きてないのかなぁ。

昼過ぎから窯詰め。殆どが籾殻敷きで、いつ終わるんだろうという感じ。どこに何を入れるか段取り無しで、全体を眺めて一段積んでは次は?の繰り返し。食事は窯詰めが終わって点火してから「ゆっくり」が多いけど、21時過ぎに一休み。12時間で終わると思ったけど、もう少しかかった。

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釉掛け 7日目

昼前は雨。玄関に浸水で、そんなに降ったかなぁ…早く止んでくれないかなぁ。外の洗い場でバケツやフルイを洗うにも傘を差してではやりにくかった。

予報通り午後には青空が見え出し、花瓶の内側に柄杓掛け。焼き直し分に掛ける釉薬の準備をしてスプレーガンでそっと掛ける。花瓶の外側は夜になり暗くなっていたので見やすく掛けやすかった。薄めでいい感じにかかったはず。

白目の位置がズレてる?

手元が狂うことも。ご愛敬。

結びの箸置きに色を入れてみたりしているうちに、どんどん時間が経っていて今夜は窯詰めは無し。夜の方が釉薬の濃淡が判りやすくていいけど、ちゃんと休んで明日。

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釉掛け 6日目

肌寒い曇りの一日で、夜は雨。

大きい花瓶に下地釉掛け。

ご飯茶碗の外側、ミニ水盤、植木鉢、スプーン等細かいものに釉掛け。植木鉢は濃そうだけど、落としてやり直す気力なし。カタツムリとカメは薄すぎるので吹き足した。

結びの花留め用の薄めすぎた釉薬は、夜になってから上水を捨てて丁度いい濃度になった。

あとは大きい花瓶と焼き直しの釉が薄い部分に吹付けたら窯詰め。2窯なので、1窯目をさましている間にできるから手板9枚残した。

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釉掛け 5日目

カップの外側に施釉。レース部分は3回、他は2回の重ね掛け。マグカップ、フリーカップ、耳つきボウル等。

ご飯茶碗は内側のみ。2重で。外側は明日。

スプレーガンのハンドルを持つ手がきつくなってきたので、作業変更。結びの花留めに浸し掛けをするつもりで、釉薬の準備。薄めすぎてNG。沈殿して上水を捨てられるようになってからしかできない。

 

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釉掛け 4日目

昨日カップの内側に柄杓掛けし、はみ出してしまった部分を擦り落とす作業。取っ手と耳の部分に浸し掛け。

ご飯茶碗はレースから下の部分に吹付けよりも濃いめに浸し掛け。上の方と内側は明日吹き付けの予定。

カタツムリとカメは目にウルウルを入れるまではできず。一番気に入っていたカタツムリの角を折ってしまった。落としたり、ぶつけたりするのは、殊に焼き上がりを楽しみにしていたものになる不思議。

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釉掛け 3日目

小さいのばかりで、いつになったら終わるのか……終わらす、ガンを握る手に力が入らなくなってきた。空も怪しい感じになってきたので窓を閉め、吹付けをやめて柄杓掛けに変更。カップの数が少ないのでそんなにかからず。ただし上手くない。縁からはみ出して垂れてしまった。

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釉掛け

スプレーガンからの釉の出方が変だなぁと思いつつ、だましだまし掛けていた。

ガンの分解掃除(水洗い)をした時に、直径1cm・厚さ2、3mm位のリングが外れて「ツルンとした面と筋が入った面」があり、その向きが大事な注意点だということが判った。たったそれだけのことでキレイな噴射になる。そんな小さな積み重ねの結晶。技術者の何と偉大なことか…感心しきりの日だった。

大きめの皿がメインで皿の半分くらい終わった。昼間は白く見えた部分も夜は素地の色が透けて見える…薄いか?そうでもないはずこのまま行く。

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下地釉掛け

日常の買い物と組合でゼーゲル等購入。これで一週間位外出しなくて済む。

ゼーゲルは2005年の開始時から2012年まで1箱8千円位だったのが、今では1万5千円。4月は食品等の価格上昇が顕著になるが、私の身の回りでの最大幅はこのゼーゲル。単品買いより4千円お得でも箱買いはしなくなった。原料不足、供給不足でも必要だから確実に購入する。できあがった焼き物は必要不可欠なものではない。でも、暮らしの中に潤いをもたらすものだから……と思いながら心をこめて作っている。

渦巻の中に釉を詰める作業の後、はみ出た余分な釉を落としている時に「ボキッ!」角が折れてしまった。

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窯出し、素焼き掃除

素焼きの窯出し。

台車が重いので窯詰めの前にグリースを差したが、軽くならなかった。窯を焚いた後なら温かくなって軽くなるかも…ハズレ。窯出し後、再度グリースを差して空の台車を行ったり来たりさせてみたら片手で動く程度まで軽くなった。次の本焼きでは腰の不安は解消。

素焼き掃除は22時半までやって何とか終了。

花瓶の貼り合わせ部分にヒビ。1箇所。でも相当ひどい。また「ミステイク展」行きを確保。今年のには間に合わないから来年分。出展は3点以上だから、結構コンスタントに制作(?)しないと足りないんだよねぇ。そんなに失敗ばかりしてられないのだけど。行き場があるから大胆に制作できるという考え方もあるね。

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釉掛け準備等

窯に入らず本焼きできないでいる素焼きを確認。このマグカップは2、3年経ったかもしれない。取っ手部分に塗った泥の具合が???で焼成失敗だった。3個だけ残っているので、塗った泥を9割以上落として焼いてみることに。資料にするために写したがわかりにくい。

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窯詰め⇒素焼き

窯詰めして素焼き。

点火しようとしても右側のバーナーがダメ。

ガスが来ていない感じで、3本ともすぐに消えてしまう。少し待てばガスが回ってくるはずなのに何度やっても消えてしまう。電話するとしたらガス屋さんか窯屋さんか…考えながら左のバーナーの残り2本点くか確認。1回では点かず2、3回で点いたので再度右側へ。点いた!20分もかかったが、安堵の溜息。

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素焼き前の泥落とし

朝のうち曇り、次第に青空。

素焼き前の無駄な泥落としを終日。

19時過ぎには寒くて灯油を買いに。

12.4℃は寒く感じてもおかしくないのか…暖かい日も多いのに寒いと感じることもまた多く、頭痛が続き少しばかり気分も芳しくない。昨日は雨模様でもあり何もせずに過ごした。

 

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でんでん虫とスプーン

渦巻の殻の大きさに合わせて体と頭を作って合体。角の先にボッチを付けて成形は終わり。

黒目を入れて、口をちょこっと引いて、ほお紅をつけて顔の出来上がり。最後に殻と角に色泥を塗って完成。

 

スプーンの作り方、前回とは違う方法を思いついたので少しだけ作ってみた。

今回の成形はこれでおしまい。

あとは乾くのを待って素焼き。

 

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カメの仕上げ、でんでん虫の成形

甲羅に色泥を塗り、帽子を作ってかぶせて成形完了。

黒目を入れ、鼻の穴を開け、口とほお紅を入れ、最後に帽子に色泥を塗り完成。多色でうるさいかとも思ったけど、春だから賑やかでいいでしょう。

次は、でんでん虫。

まず渦巻の殻を作り、少し固くなるまでの時間を使って食事。

体(?)と頭を作り殻と合体。日付変わってーーー

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ご飯茶わんに白泥を吹付け、カメの成形

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泥仕上げ

ミニ水盤、丸鉢、変形鉢、足付き小皿、ご飯茶わん、茶香炉等の泥仕上げ。

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アスタ彫りとレース模様の泥仕上げ、高台削り

午前中は曇り空。昼前には予報通りの青空に。

ご飯茶わんのアスタ彫り、始める時は丁度いい湿り具合でも1個終わる頃にはかなり乾いている。

霧吹きで湿らせてから発砲スチロールの箱に保管。ミニ水盤の高台削りが終わってから、ご飯茶わんのアスタに泥を重ね塗りしてレース模様に仕上げ。

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ロクロ、高台付け、花留め成形

今日も晴天。日中は乾き過ぎで次の作業がやりにくくなるから、乾きが早くても問題のないロクロひきから。ミニ水盤をひき、ご飯茶わんの高台付け。レースが特大しかないようなので大と小。たくさん作っている時間がなく10個だけ。結びの花留めも急乾燥できないので、粘土をもう少し寝かせた方が粘りが出ていいのだが無理やり作った。

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