陶器市3日目

昨日と同じくらい暑い日。朝8時前、城内広場前の道は空いていた。

 昨年、花留め付きミニ水盤の失敗作を購入した母娘が今年も来てくれて「今年は無いんですか?3つ持ってるけど、何も問題なく使えてます。また何かないかと思って…」さすがに失敗ばかり作るわけにいかずフチに泥を沢山吹き付けるとほぼ確実にミステイクになる造りなので装飾を変更。ロクロもどうすれば失敗作にならないか掴めて「もうチョット」だけど「失敗」ではないものができるようになった。お客さんは失敗作も楽しみに来ている。益子の陶器市の最大の面白味ではないかと思う。これがあるから失敗を恐れずチャレンジができる。他産地の業者が「益子は面白い」と買い付けに来るのも頷ける。近年はSNSを意識してあらゆる業界でのびやかさが失われているような気がして残念。かくいう私自身も委縮していると感じている。

3日過ぎて、記しておきたい出来事がいくつもあったが睡魔に勝てず……窯焚きの連続以来、座ればコックリ。1日は平日だし、ゆっくり記せるだろう。(1日6時)