窯出し

昨夜ダンパーを半分開けておいた。色見窓から手を入れてみると冷めてる。温度計25℃で窯出し。器が冷たくて持ちたくない今の季節の常温より高い程度。窯出しの途中で完全に冷たくなる。

ドアを開けてすぐ「あっ、やっぱり…」右半分の炎が左より弱めだったが多少の違いと甘く見ていた。

弱還元ではあるが、やはり焼成時間が不足…というより還元時間の不足。左は部分的に強還元になっている。赤土の量を5%減らしたが色味に違いは感じられない。もう少し減らして強還元が良さそう。弱還元だと出ない御本手が強還元だとキレイに出ている。

作り直しだが、次の窯でやるか…ずっと考えていた。陶器市で作っておく約束のもので、まだできていないものは酸化でなく還元にしてもいい。どうしよう……。やっぱり1か月ではどう考えても無理。陶器市が終わってから、ゆっくり落ち着いてやろう。注文を受けた時「これは釉掛けがうまく行かない(茶色を出すために薄掛けにしすぎると白い部分も茶色になってしまう)と作り直しになることもあり、その場合更に2か月後になるけど…」と話し、それでもいいと言ってもらってあり助かる。