素焼きの窯出し

昨日の12時過ぎの地震の揺れは随分大きかった。

窯の外側の桟にゼーゲルをズラリと並べてあったのが落ちていたので、ドアを開ける前に色味窓の煉瓦を抜いてみるとテストピースが棚板から窓に移動している。これは相当動いた…そろそろとドアを開けてみる。一番上の支柱が動いて斜めになっていたが手前の棚板二枚分は問題なさそう。

奥の方を覗いてみると奥の棚板二枚分の最上段が危ない。支柱が外れる寸前。台車を動かしたら崩れそうなので、窯の中から動かさずに手前から出して行くことに。

手前の二枚分は無事に終了。真ん中の二枚分の一番上を出し終わり、棚板を外そうと持ち上げたら、奥の支柱が1本落ちた。左手で棚板を支えながら、右手で拾って元に戻す。

わずかな時間でも重い棚板の下敷きになった一番奥の棚板一枚分の素焼きは無事だったのか…見た目は大丈夫のようだけど…下地釉をかけたらヒビが入っているか判る明日が怖い。


左の写真はドアを開けてすぐ、手前の棚板の一番上。

これを見た時は、あー良かった…と思ったのだけれど。


奥の棚板二枚分を出すのが一苦労。

手が届かないのもあるけど、奥から順番に出す積み方なので逆に手前から出すには、左手で残ってる分を支えて右手で一つずつ抜き出していく…ふーーっ。次回からは逆の積み方にしよう。


この花入れ(右の写真)は全然心配していなかったんだけどね…貼り合わせが悪かったみたい。がっかり。

飛び散ることなく静かに破裂してくれたようで、周りに被害が及ばずラッキー!と思うことにした。

心配していた小さい花入れ(箸立てにも)は無事だった。

上の写真。


素焼き掃除(サンドペーパーかけて、ハタキがけ)は半分もできなかった。明日、残りを終わらせて下地釉掛けまでできるだろうか。